ブラックペアン1988(上) (講談社文庫 か 115-1)
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫 か 115-1) / 感想・レビュー
ミカママ
この薄みで上下分冊ってなんで?!(#^ω^)ピキピキ
2018/05/24
とら
山本周五郎賞候補作である。海堂さんの本ってそういう賞に縁が無いのだけれど、この作品から始まるバブル三部作と呼ばれるシリーズは候補に挙がる。発売された順番でいくとジェネラル・ルージュの後なので、結構初期に書いた作品。そして田口・白鳥シリーズとはやはり毛色が違ったものとなっている。田口・白鳥シリーズから大体20年前の物語で、あの高階病院長の昔の頃が見れたり、あとちらほら名前が出てきた人が沢山。ミステリは無い。皆無である。エーアイの主張とかも無く、新鮮。流石にこれは上下巻に分けなくても良い気はする(笑)下巻へ!
2013/01/26
zero1
バチスタシリーズはここから始まった!本書の主人公は田口ではなく世良。佐伯外科教室の新人医局員。そこに講師として新兵器の食道吻合器とともに登場したのが高階。手術の腕ではピカイチの渡海が高階に反発。88年当時はガン告知が一般的でなかった。二人の告知に性格の違いが出ている。田口たち三人組や藤原、花房、「千里眼」猫田の看護トリオも出てくる。後から昔を描くのはまるで映画「スターウォーズ」。不穏な空気は下巻でどういった事件を起こすのか。このシリーズは25冊以上を惰性で読んでいるが、本書は再読でも楽しめた一冊。
2018/12/08
nobby
再読。時系列で言えばシリーズ最初な舞台はバチスタの20年程前。まず一番に、いつもながらこのボリュームで上下巻にするのは謎…何となく覚えている事柄は上巻終わりで一つもまだ描かれてない(笑)そして、こちらが重要だが絶対に桜宮サーガ作品ある程度読んでからの方が楽しめる。田口・速水はもちろん花房・猫田やら知った名前がちょこちょこ登場する毎にクスッと出来る。本当に事はそれほど起こらずも、帝華大学の阿修羅“高階”と東城大学の悪魔“渡海”の人物描写に終始して読ませるのはお見事!
2017/01/14
ゆのん
バブルシリーズ。海堂作品は久しぶりに読んだがやっぱり面白い。大学病院て本当にこんなにドロドロなの?って読む度に思ってしまう。『技術あっての外科医』『患者のここに寄り添ってこそ本当の医者』どちらの言い分ももっとも。下巻ではいよいよ渡海先生のオペ。早く読みたい。たの田口、速水がチラッと出てきて嬉しい。
2018/04/10
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