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スロウハイツの神様(上) (講談社文庫 つ 28-7)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫 つ 28-7)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫 つ 28-7)

作家
辻村深月
出版社
講談社
発売日
2010-01-15
ISBN
9784062765565
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スロウハイツの神様(上) (講談社文庫 つ 28-7) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

辻村深月の本を読むのはこれで2冊目だが、人物造詣がうまいと思う。「ときわ荘」を想起させる「スロウハイツ」に住む脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちは個性強く描かれている。人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ…あの事件から10年。チヨダコーキの天使が現れてから、下巻で何が起こるのか…

2010/12/29

パトラッシュ

漫画『めぞん一刻』の一刻館に、トキワ荘のようなクリエーターとその志望者が集まったらどんな騒ぎになるか。いずれも目標へのこだわりが強烈なくせに、生活や恋愛で無能ぶりをさらけ出しているのだから。響子さんにあたる環と五代役のコーキの尋常でない過去を軸に、それぞれの仕事や私生活での衝突や困難が相次いで物語が紡がれていく。殺人も暴力も破滅もなく、つまらぬ意地っ張りや対人関係の失敗など日常的エピソードを積み重ねながら、次は何かとワクワクさせる筆力は作者の腕だ。そして少しずつ皆の言動の矛盾や齟齬が暴かれていく。(続く)

2021/10/03

風眠

読み始めはなかなか読み進められない感じだったけれど、登場人物のことが少しずつ分かってくるにしたがって、この物語の世界にするすると入っていけた。漫画家、脚本家、画家などのクリエイターたちが住むスロウハイツの住人達をめぐって、それぞれの過去や悩みが描かれているが、上巻だけでは正直おもしろさが分からなかった。ここでやめずに下巻まで読むと、ぐんと面白くなる。上巻は物語のラストに向かっていく伏線だと思って読むといいかもしれない。

2012/12/02

nobby

相変わらずのスロースターターな展開。スロウハイツ住人の背景の描写でほぼ終わりなんだけど、個性的なメンツが揃ってる。全く何が起こるのか予想出来ないが(笑)最後の最後でスゴく期待持たされて早速下巻へ!少しもしかしたらと思ってることがあるんだけど、はたしてそうなのか!?

2013/11/14

どんふぁん

2020年1月17日読了。期待いっぱいで読み出したからか、このスロウさにつまづいてしまった。下巻ではみんな幸せになって欲しい。

2020/01/17

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