火ノ児の剣 (講談社文庫 な 82-1)
火ノ児の剣 (講談社文庫 な 82-1) / 感想・レビュー
巨峰
主人公は、若き浪人新井伝蔵のちの新井白石がこの小説の主人公。火の字に似たアザが額にあったのは事実らしい。史実をかなり取り入れながらも、伝蔵を剣の達人に設定して、大きな活劇にしたのは作者らしい。5代将軍綱吉の時代、暗君と名君の評価の狭間で揺れる時代を描いているのも興味深い。作者のデビュー作です。
2016/11/24
とくま
×P182。 はまらない。
2018/07/27
あさい
学者としても見られたいが基本的に剣客としてばかり見られる男新井白石が、徳川綱吉誘拐事件に関わって後の将軍徳川家宣のところに学者として雇われるまでのお話。新井白石は元禄赤穂事件で荻生徂徠と敵対する位置についたということは知っていましたが、こういう人とは知らなかった(創作とはわかっているものの)。ちょっと調子が良くて妻に対してはそこまで強気になりきれず、浮気したらどうにも下手に出てしまう主人公新井白石がなんだかとても可愛い。父の形見の刀が刃こぼれしてないか敵のまっただ中で確認しちゃうあたりなんかとても可愛い。
2015/06/09
KAZ
そうなんですよね。小説なんだから「あり」ですよ。こういう新井白石も。
2010/02/04
むねくに
そもそも正統な世継ぎかどうか、当の本人さえ知らなかったこともざらにあっただろうなぁ。知らぬ間に無実の罪を着せられることも多々・・・あっただろうなぁ。新井白石ってこんな派手な人で?・・・あったのだろうか。ほ~
2018/04/13
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