KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫 た 94-4)

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫 た 94-4)

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫 た 94-4)

作家
高野和明
出版社
講談社
発売日
2010-05-14
ISBN
9784062766524
amazonで購入する

6時間後に君は死ぬ (講談社文庫 た 94-4) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ehirano1

本書はハートフルながらも、”運命に抗い、運命を打倒する姿”と”運命を受け入れ、新たな道(=運命)へ進む姿”が個別に描かれていました。”運命に抗い、運命を打倒する姿”は美しい、しかし”運命を受け入れ(≠諦める)、新たな道(=運命)へ進む姿”はもっと美しい、と感じました。もし、このどちらかの姿を選ばなくてはならない時は「どっちへ行っても正解、ってこともあるしね(p236)」、と考えるようにしようと思いました。また、「時の魔法使い」と「ドールハウスのダンサー」には泣けました。

2016/06/18

ウッディ

「六時間後に君は死ぬ」、街で見知らぬ青年に予言された美緒は、運命を変えるため、自分を殺そうとする犯人を探し始める表題作。サスペンスかミステリー長編のつもりで読み始めたら、山葉圭史という未来を予知することができる青年が話をつなぐSFっぽい連作短編集でした。タイトルとは違い、じわーっと心に染みる話が多かった。特に、「時の魔法使い」「ドールハウスのダンサー」が面白かった。今が辛くても、希望を失わなければ、明るい未来にすることができる、そんな著者からのエールが込められた一冊でした。

2018/01/21

青乃108号

ギョッとする様なタイトルに敬遠されそうだけど、イケる。高野和明の連作短編集。初めて読んだけど短編もイケる。ある日突然、若い女性が街を歩いていたところ見知らぬ若い男に声をかけられ、ナンパか?と警戒したが、なんと彼から「あなたは6時間後に死にます」と予言されるところから全ては始まり。短編なので気楽に読めてしかも6話全てが良い。特に2話目がせつなくて良い。5話目も運命を変えようと頑張る若い2人に胸アツで良い。エピローグはちょっと、要らないかなと思ったけど、1話から最終話まで面白く清々しい読後感の、良い本でした。

2023/10/03

射手座の天使あきちゃん

衝撃的なタイトルと読友さんの感想に刺激されてピックアップ 未来の啓示を受けた時の人間の行動がメインテーマですかね?、なるほど心温まるお話が多いですねぇ 個人的には「ドールハウスのダンサー」が好き!、表題作は意外と簡単に筋が読めちゃいましたが・・・ <(^_^;

2010/12/29

舟江

一話を読んで、短編集かなとおもったが、全体でも流れていた。苦手な異次元が出てくるので、少し引いて読んだ。こんな事まで書かねばならぬ程、材料が出尽くしてしまったのだろうか。文章は全体的に固めだった。

2020/03/03

感想・レビューをもっと見る