ア・ソング・フォー・ユー (講談社文庫 し 66-4)
ア・ソング・フォー・ユー (講談社文庫 し 66-4) / 感想・レビュー
GAKU
ハナちゃんシリーズ第4作。今作も良かったです。山内だけでなく、環までもハナちゃんが気にかかる?そして最後の最後にはとうとうあの人が登場。いよいよシリーズ最後の5作へ行きます!
2018/08/12
くたくた
にこにこ園のビルの外に捨てられた赤ん坊。捨てたのは子供?しかも男の子?産んだ方は無事なのか?と心晴れぬ園長探偵のハナちゃん。子供はみんな幸せであるべきだ。子供たちを幸せにすることができないのなら、俺たち大人なんて、生きてる価値なんかない。ハナちゃんの想いが熱い。このシリーズの練がほんのりといい奴なのにはちょっと気持ちが救われる。だけど、そんな練に後腐れのない使い捨ての鉄砲玉のスカウトをまんまと手伝わされたハナちゃんは、今日も報われない。それにしてもオカメインコはどうなったのだ?それがどうにも気になる。
2022/10/08
はつばあば
底辺の生活を知らない平凡な生活に感謝しながら・・・。久しぶりの花ちゃん、文庫になる迄が長かったぁ。なんと環さんが面白いキャラを出してきましたよ。麻生さんが気がかり?なんとなくわかりますその気持ち。練さんが花ちゃんをイジクりたい気持ちもわかります。お金にならないおせっかいばかりで熱くなる男義がたまらない魅力なんでしょ。花ちゃん、麻生さんが出て来たから練さんもそんなにちょっかいかけないと思うから、麻生さんと二人で次巻は楽しませて下さい。それにしてもよしきさん、どの本も文庫にもう少し早く・・記憶が・・(;O;)
2014/12/15
honoka
【シリーズ4】洋の純粋さに心打たれた。自分も練から膝カックンされたい。(こんな感想じゃ申し訳ないくらい勿論面白かったんだよ)それにしてもこのシリーズは一冊が分厚い。グッさんは好きだけどハナちゃんとはなんか違うなぁ。
2015/03/10
dr2006
元刑事、今は私立探偵で保育園の園長、花咲慎一郎の第4弾。極悪人も善良人も等しくやるせなく、シリーズも4作目で主題が心に沁み込んできて感動が止まない。この世の表裏は常にセットである。その両世界を行き来し、認可外保育園を運営する花咲。綺麗事じゃない裏の社会に実際に触れ、その裏の世界に必然として属している子供たちを知っている花咲だからこその、子供たちへの特別な思いがある。フィクションを読んだのに、子供の福祉の為だった保育園が、親の就業の為の保育園になり、そして絶対数不足の行政マターに置き換わる現実を憂いだ。
2016/09/19
感想・レビューをもっと見る