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裏切り涼山 (講談社文庫 な 82-2)

裏切り涼山 (講談社文庫 な 82-2)

裏切り涼山 (講談社文庫 な 82-2)

作家
中路啓太
出版社
講談社
発売日
2010-12-15
ISBN
9784062768405
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裏切り涼山 (講談社文庫 な 82-2) / 感想・レビュー

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巨峰

戦国播州三木城の干殺しとして有名な籠城戦を舞台にした長編小説。死の床につく竹中半兵衛からの要請で三木城に送り込まれることとなったのは、「裏切り涼山」と、尼子十勇士の生き残り寺本生死ノ介。涼山は元浅井の旧臣で小谷城籠城戦の時主家を裏切ったあと織田に約定を違えられ追放された前歴があった。そんな彼が何故、半兵衛の要請を受けたのか。秀吉の近臣たちをもう少し丁寧に描き分けて欲しいとは思いましたが、これはなかなか面白くて読み応えがある長編小説でした。歴史小説好き戦国時代好きの人にはぜひお勧めしたいです。

2016/11/06

tomo

✩✩✩ 3.5 史実がベースということで、あまり荒唐無稽な展開にもできなかったんでしょうね。涼山も決して魅力が無いわけではないのですが、「裏切り」という文言にも素直に肩入れしづらかった。

2017/08/15

m-t

浅井家の滅亡を決めた男が、 行方知れずになった娘に逢いたいがために、 篭城中の別所家へ侵入する。 目指すは裏切り者を探し出し、開城させること。 だが、もくろみはなかなかうまくはいかず、 城はどんどん追い詰められていく。 篭城という状況をかなりリアルに描いていると 思います。

2010/12/23

yamakujira

三木城の籠城戦で、城に潜入した豊臣方の密偵の活躍をえがく。でも、忍者小説とは違って、それぞれに過去をひきずった涼山と生死之介のいだく葛藤が奥深い。裏切りとは、誰に対する背信行為なのか。民を守れない主家を見限るのは裏切りなのか、そんな領主こそ民を裏切っているのではないのか。善悪が混沌とした物語になっている。それにしても毛利は頼りないな。 (★★★☆☆)

2014/03/13

ラブミーテンダー

解説の現代と比べてるところで腑に落ちた

2017/11/17

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