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新世界より(下) (講談社文庫 き 60-3)

新世界より(下) (講談社文庫 き 60-3)

新世界より(下) (講談社文庫 き 60-3)

作家
貴志祐介
出版社
講談社
発売日
2011-01-14
ISBN
9784062768559
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新世界より(下) (講談社文庫 き 60-3) / 感想・レビュー

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いおむ

面白かった!人間に対するいろいろな問題提起を投げかけられる作品でもあり、読みごたえ十分!「家路」の歌詞が胸にしみる(>_<)

2017/09/17

sk4

子供の頃につくば山の麓で知った、呪力を持つ者と持たぬ者、そして呪力を持つ者同士の、血で血を洗う暗黒歴史。それがまた再び幕を開ける。 人間である以上1000年経っても何一つ進歩しない。これほど血を流しても、結局は歴史上の事件の一つとしてアーカイブにファイルを増やすだけの。  あの時、愛を信じて業魔によって地球ごと割れた方がマシだったのではないか?と思わせるほどの悲しくて虚しい結末。 貴志祐介氏の強大な想像力によって作られた、神栖66町に至るこの壮大な世界は、この『新世界より』では閉じなかったといえる。

2012/11/06

takaC

最終章最終節の猿の惑星的衝撃は予想外だった。一番あやふやなのは、千年後に日本列島があるのかということ。

2011/04/17

absinthe

遂に完結!面白かった。世界も良いしその他のアイデアも良かったしオチも良かった。化けネズミについてはうすうす気づいていたが。難を言うと下巻の後半、やや駆け足気味だった。もう少し余韻を持たせた終わり方でもよかったのでは。

2017/04/12

マーム

バケネズミと神栖66町住民との戦争が勃発。その先頭に立つのが悪鬼という最悪の事態。早季たちは荒廃した東京の地下洞窟で町の存亡を賭けた決戦を挑みます。最後に明かされる衝撃の事実により、この物語の構図がガラリと変わったように感じるのは、ミステリ作家でもある著者の力量かと感銘を受けました。千年後の世界、攻撃抑制と愧死機構の二つを重い枷とすることにより呪力を使えるようになっても、それは人の革新たり得ず、人が生まれながらに有する業はずっと纏わり付き、それが条件が整うと悪鬼という形で発現するということなのでしょうか。

2012/07/15

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