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天才柳沢教授の生活ベスト盤The Orange Side (講談社文庫 や 64-4)

天才柳沢教授の生活ベスト盤The Orange Side (講談社文庫 や 64-4)

天才柳沢教授の生活ベスト盤The Orange Side (講談社文庫 や 64-4)

作家
山下和美
出版社
講談社
発売日
2011-02-15
ISBN
9784062768931
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天才柳沢教授の生活ベスト盤The Orange Side (講談社文庫 や 64-4) / 感想・レビュー

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yoshida

天才柳沢教授の生活ベスト盤オレンジサイド。心に染みる10作品を収録。私が最も好きな作品は最終話「母のおもかげ」。いつも冷静な良則は母の死にあっても初めは冷静であった。親戚や妹になじられる良則。父の康則は、良則が母である弥生ときちんとした別れが出来ていない事を知っていた。「まだ母さんとちゃんと話してないだろ、ただ見てるだけでいい」父の言葉で母と二人の時間を持つ良則。徐々に母の死が良則に実感として湧いてくる。さりげない母の無償の愛情。母の懐に抱かれた記憶。それに気づく良則の表情が堪らなく胸に刺さるのです。

2016/05/04

まるほ

本作品のベスト盤は4冊ある中で、「The Green Side」に続く2冊目を続けて読む。(あとの2冊は取り寄せ中)。▼こちらに収録されているエピソードも良いものばかり。実に心に染み入ります。うまく言えないのですが、何か忘れていた大切な“モノ”を思い出させられた気がします。なんか心の“澱”がスッと取り除かれたような…。▼この本(シリーズ)を再読して「良かったな」と感じています。取り寄せ中の2冊も楽しみです。

2021/04/27

なるみ(旧Narumi)

久しぶりの柳沢教授ワールド。ユーモアあり、しみじみ感あり。また機会があれば再読したいです。

2018/01/20

のほほん@灯れ松明の火

巻頭の相関図一覧を見て、びっくり。 知らない人がたくさんいました。 なのに、どこからでも読めて、どのお話でもキュンってなります。

2011/02/16

空のかなた

この気持ちの良い季節だからなのか、ベスト盤を読み直す。早くに亡くなった柳様教授の母親は、教授に面影がとても似ていること、涼しげな母親の瞳が言葉にできない魅力を放っていること。そして病弱な母親が亡くなった時に、淡々と事務手続きを進める幼い柳沢教授の姿が逆に哀しさを増す。最後に床に眠る亡き母親に添い寝した幼い教授が言葉にならない会話をするシーンはとても映画のワンシーンのよう。あと「蔵書泥棒」はエンディングで思わぬ展開となり、やられたと思う、さすが天才柳沢教授。

2023/10/23

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