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主題歌 (講談社文庫 し 91-1)

主題歌 (講談社文庫 し 91-1)

主題歌 (講談社文庫 し 91-1)

作家
柴崎友香
出版社
講談社
発売日
2011-03-15
ISBN
9784062769068
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主題歌 (講談社文庫 し 91-1) / 感想・レビュー

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なゆ

他の人から見たら取るに足らないようないくつもの日常の出来事たち。それなりに仕事もこなしつつ友達たちとの時間も楽しむ、それだけのことがささやかながらもドラマティックに紡がれてゆく柴崎友香ワールドを堪能。読んでるうちにゆるゆると和んでしまう。そんな風に過ごした時期を懐かしんだり。人との出会いや繋がりやすれ違うだけの空間。ひとりでフォーを食べに入ったお店での、他のおひとり様達を観察しながらの饒舌な空想がなんかイイ。それと、知らない女の子の弾き語りに感動し思うこと。〝この歌がここで歌われたことは消えてしまわない〟

2014/10/14

翔亀

芥川賞記念ということで柴崎さん初読。津村記久子/西加奈子と大阪弁三羽ガラスと思いきや、だいぶ違う。収められた三作は、多視点平行移動魚眼レンズとでもいうべく、主要人物の視点が目まぐるしく切り替わる。時に、誰が誰だか分からなくなるのが難点ではある。しかし、「女の子好き」の若くない女性も含めた<女の子限定カフェ>(マンションの部屋でのドンちゃん騒ぎだが)のカーニバルに典型的に示されているのだが、安定的な関係ではなく、その場限りの<移ろいゆく>一瞬の関係に真実があることが、そのレンズで鮮やかに切り取られるのだ。

2014/09/10

ほほほ

3つの中短編。女の子たちのなんてことのない日常。アスファルトに射す小さな日光でさえ愛しい。ビルとビルの隙間から見える青空や、路地に置かれている雑多なプランター、隣の会社の窓、クラブのネオン…。柴崎さんの本は読んだ後、目や耳が良くなって感覚が研ぎ澄まされていて、しばらくは小説の世界が続いてるような、現実の見え方が明らかに変わる感じがある。映画館から外に出た時みたい。あくせくしてる時にこそ、しみじみといいなぁ〜と思えるのが柴崎作品だと思いました。主人公たちがちゃんと個性を持っているところも好き。

2015/03/28

melon

終始関西弁が疲れちゃう。

2015/10/05

えこ

同性愛者じゃないけど、可愛い女の子が好き。可愛い子や美人さんといるとウキウキして楽しい。この本の女子たちの気持ち結構わかるなぁ。たまには女子会したいな。あっ!今週日曜日にある!!楽しみ度が増した!

2016/02/11

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