封印された系譜(上) (講談社文庫 こ 51-16)
封印された系譜(上) (講談社文庫 こ 51-16) / 感想・レビュー
Abercrombie
ロマノフ王朝と巨大複合企業会長の秘められた関係を巡り、ベルギー、ドイツ、北欧と引きずり回され、行く先々で騙される、ぼんくら主人公にめちゃ苛つく。下巻では巻き返してくれるんだろうね?(彼には無理かなあ…)
2021/07/30
紀梨香
ゴダードにしては軽い感じ。上巻では歴史ミステリーというよりは逃亡劇がメインです。下巻に期待。
2017/07/21
nutts
単調な毎日に倦んだ主人公と余命僅かの旧友。微妙な関係のまま疎遠となった二人は、あるモノを届けてほしいという旧友の依頼から再び繋がる。ほぼ説明なく冒頭で主人公が事件に巻き込まれる唐突感は拭えないが、その後も各地を転々とし謎の輪郭が徐々に姿を表す。ひとつ片付けると2つ、3つの新たな謎を呼ぶ展開は著者の得意とするプロットの妙。イギリス人の王族に対する思いまでは斟酌できず、楽しみきれない部分があるかもしれないが、お宝を巡り消される人々、誰を信じるべきかわからなくなる恐怖、これらを引きずったまま・・・下巻に続く。
2011/07/05
K-dream
ゴダードの物語。平穏な生活を過ごしている役人が巻き込まれていきます。この作者ではよくあるパターンですが、しだいに話しが複雑になってきます。そしてなんだか登場人物が多く、ほぼ全員が怪しげな人物です。覚え切れません。名前と説明が印刷された紙のしおりがたよりです。しおりを無くさないように、気をつけましょう。
2013/11/16
wang
思わせぶりな設定で何が出てくるのか楽しみで読み進めた。が、上巻は状況説明としてかなりの昔話に紙数を割き全然小説らしい動きがない。しかも主人公は終始間抜けでとろい。様々な妨害に出会い人が死んだり騙されたりした事で警戒心を持つかと思ったが、最後まで間抜けなまま。彼にちゃんと秘密を暴く事ができるんだろうか?心配になってくる。
2013/05/09
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