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アウト & アウト (講談社文庫 き 52-3)

アウト & アウト (講談社文庫 き 52-3)

アウト & アウト (講談社文庫 き 52-3)

作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2011-07-15
ISBN
9784062770118
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アウト & アウト (講談社文庫 き 52-3) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

私立探偵を営むその男の名は“矢能政男”前職はヤクザという変わった経歴を持っている。本格的に始動したシリーズはノンストップ・ハードボイルド!元ヤクザの経歴を惜しみなく活かした捜査スタイルと、起点の効いた悪知恵はまさに痛快!!なのに訳ありの同居人である小学生“栞ちゃん”にはあまあま。とにかくこの二人の関係性を無くしてこの物語は語れない。「お前との約束は必ず守る」矢能と栞の深い絆に涙腺が緩み、最後の描写で決壊した😭この締め括り方、最高にいい👍

2022/04/03

おしゃべりメガネ

やっぱり読みやすさはピカイチですね。再読の点を差し引いても、木内さんの作風はスピード感があって、本当にアッという間です。元ヤクザの探偵「矢能」と小学生の「栞」の二人の距離感が絶妙でいい。事件の展開はともかく、ひたすらハードボイルドな「矢能」にとにかく憧れます。自分を決して見失わないブレない美学、元ヤクザだろうが、探偵だろうが、かまいません。とある事情により面倒をみるコトになった「栞」のコトを本当に大切にしている「矢能」さんの男気、カッコよすぎです。このあと二人がますます仲良く?なっていくのが楽しみですね。

2020/09/20

ケンイチミズバ

非の打ち所のないストーリーの面白さ、引き込まれる展開。これが時代劇なら恩義や忠義で人を殺めることは日常だ。ナイフなど刃物は相手に近づく必要があり、反り血も浴びる。銃は相手の顔すら見ずに済む。死に物狂いに反撃されることも少ない。卑怯だ。子供の頃からずっと幸せと縁のない人生だったが生まれて初めて恋人ができた喜びがあった。しかし殺害した相手にも恋人が、その人の依頼で犯人を追う矢能こそ正義の側だった。それを覚った今、崩れ落ちる心が悲しすぎる。いや、それ以上に栞ちゃんの言葉にジーンと来た。泣けた。あの強面が崩れた。

2018/11/26

しんたろー

矢能シリーズ第2作目。ハードボイルドタッチながら読み難さは全くなく、展開も早いのでサクサク読める。矢能が強面と知恵と仲間たちによって敵と対峙してゆくのがワクワクするし、終盤からは一気呵成に突き進んで、痛快に終わるのもイイ。敵の青年と師匠が切ない事情を抱えているのも共感できるし、矢能と栞の関係も微笑ましくて好ましいアクセントになっている。エンタメ作品として標準点以上の良作だと思った。第1作目を随分と昔に読んで覚えていないので読み返したくなった。

2017/03/04

🅼🆈½ ユニス™

遅読の私が1日で完読とは❗️ストーリーの疾走感が半端ない。登場人物の様々な関係と時間軸が交錯する展開も一気読みをサポートしてくれる。本当に口コミ評判を信じて良いのだろうか、混雑のお店でアペタイザーだけを注文したバカ見たい。矢能と栞の出会いを省いてしまった事やシリーズ途中から割り込んでしまった事をめちゃくちゃ後悔している。シリーズにいつ戻れるか分からないけど、絶対に全シリーズ完登してやる❗️

2019/12/29

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