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漱石に学ぶ心の平安を得る方法 (講談社文庫 も 50-4)

漱石に学ぶ心の平安を得る方法 (講談社文庫 も 50-4)

漱石に学ぶ心の平安を得る方法 (講談社文庫 も 50-4)

作家
茂木健一郎
出版社
講談社
発売日
2011-09-15
ISBN
9784062770187
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漱石に学ぶ心の平安を得る方法 (講談社文庫 も 50-4) / 感想・レビュー

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kozue

漱石はこころしか完読したものはなく(良いと言われてる小説だから読んだけど、個人的にはどこが良いのか?でした)、三四郎と猫は挫折…という感じでずっと漱石は避けていましたが、この本の解説のおかげで漱石の楽しみ方が分かった気がします。時代に迎合せず降りて生きることも大切なのですね。大学生のときにこの本を読んでいたら、もう少し救われてたかも汗 自分こんなの読んでるーっていう気分にさせてくれる上昇志向ガチガチの本を読むのも好きですが、漱石のように降りてもいいんだよと楽にさせてくれる小説も読みたいなと思いました。

2017/03/26

シン

「宮崎駿と半藤一利の腰ぬけ愛国談義」を読んで、夏目漱石を本格的に読みたいと思いました。今回この本のタイトルに「心の平安を得る方法」とあったので読んでみた。昔学校の授業でしか触れたことがなく、かなり時間も経っているせいか「心の平安を得る」というのに共感が得られませんでした。「降りる」というのがキーワードのようですが、宮崎さんや半藤さんのような簡単に今あるポジションから降りることのできない方かがどうして夏目漱石の作品に傾倒していったのか実際に作品を今後読み進めて行きたいと思います。

2014/02/27

悠々人

益々漱石が好きになる本です。こんな読み方もあるのかと思える本です。 漱石を読むと癒される!

2014/09/12

まりにゃ

49歳で逝った夏目漱石。その文学世界が偉大だということは分かるのだが、どうしても共感できず、今までずっと苦手だった。なぜ苦手だったのか、その理由が、茂木さんの温かい解説のおかげで、分かり易く理解でき、ストンと腑に落ちた。今なら、漱石作品を読んで、共感できるかも知れない。いつか、必ず、『草枕』を読みたい。そしてやっぱり、茂木健一郎の温かく、熱く、高尚な文章は大好きだ。

2014/07/25

T.K.

漱石を引用しながらのエッセイという感じ。漱石作品の背後にあるものを読み解こうとしているが、その部分に関しては吉本隆明氏の「夏目漱石を読む」のほうが作品に則していて、詳しい解説になっていると思った。それ以外は、クオリアに絡めての解説。吉本氏も茂木氏も読み解いている背景思想は同様であるように思える。本書の1/3を占める夏目房之介氏との対談は、エッセイ部分と重なるところが多く、そうした構成の好き嫌いは人それぞれだと思うが、ちょっとまとまりがないようにも思えた。

2011/09/25

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