へうげもの 七服 (講談社文庫 や 67-7)
へうげもの 七服 (講談社文庫 や 67-7) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
ついに利休は秀吉から死を賜った。介錯人はなんと古田織部正。ついに古田織部は武を捨てることはできなかった。織部は利休を師と慕う者たちから茶頭筆頭の地位のために裏切ったと非難を受ける。しかし、そんな織部を利休は末期において理解していた。お互い美の追求者の極みにある者同士なればこその理解であったろう。それにしても山田さん、織部に介錯させるとは、そこまで史実を曲げていいの? 余談ながら、三成について人の情を解さぬ冷血漢ではなく、うまく喜怒哀楽を表せない不器用な男なのだとの見方には少しばかり救われました。
2012/09/16
ビスケ
利休切腹の一連のシーン、心が震えた。重い話なのに、サブタイトルが「千利休がやってくる えい!えい!!えいっ!!!」。利休の遺偈の一言を、こんな風にサブタイトルに取り入れる作者のセンス、やっぱり大好きだ。解説は穂村弘。解説は物語が完結してからでないと読まない主義だけど、つい読んじゃった。オノマトペに注目するところが、ほむほむらしい。
2011/10/12
ちゃみ母
利休の切腹シーンがすごい。とてつもない人物だ。
2017/05/15
絵具巻
文京区立根津図書館で借りました。
2016/04/26
むう
いやいや、利休の死はすごい。ひさびさに続きを読んだが、これならまだまだ面白い展開に期待できるな。
2011/09/25
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