天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2) (講談社文庫 お 63-20 幸福荘殺人日記 2)
天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2) (講談社文庫 お 63-20 幸福荘殺人日記 2) / 感想・レビュー
セウテス
幸福荘殺人日記第2弾。3階建てマンションに生まれ変わった幸福荘に、また新しい住人が住み着く。そして再び、フロッピーディスクの中の物語を見つける。よって、以下は再びフロッピーの中の物語となる。前作同様、幸福荘の中でドタバタと事件が起こり、それを推理する読者と同じく、物語を想像する作中人物。二転三転は当たり前、しかし、これは折原叙述トリックのパロディではないかと気づく。それならば、折原作品を数冊しか読んでいない段階で本作品を読むと、他の折原作品のトリックの手法が解って仕舞うかも。この手法、此は此でくせになる。
2018/11/10
ダイ@2019.11.2~一時休止
幸福荘その2。連作短編集。またまた見つかったフロッピーから始まるお話。展開は同じだけど、同じように騙された。
2013/12/23
nobby
前作に続き、もうぐちゃぐちゃ…前半は様々な視点での手記を重ねる手法が懐かしくニンマリ。中盤からは人物相関など分からなくなり、何度もページ戻って確認を楽しんだ。後半はやり過ぎ感もただよい、続編これにて終わりでいいんだと思う。一行もしくは一つの事実でではなく、細かな描写で何回もひっくり返す叙述の真骨頂!人は選ぶと思われるこの作風、自分は間違いなく病みつき。それにしても南野はるかには会ってみたい(笑)
2014/10/16
キムチ
やはり!の折原さん。前作を読まずして語るなかれとあるが、私的には十分に幸福荘の人間関係と俯瞰する折原一さん、南野はるかの怪しさを咀嚼した…で、未消化。ぬらりひょんなんです。正体を捕まえたと思いきや「実は…」が始まる。はっきりいってルール違反かと思うけど。叙述の展開と背後を飛ばし読みじゃすかされると考え、じっくり読んで…これ。他の作品にもアタックしてみよう。
2015/07/22
coco夏ko10角
幸福荘殺人日記② もうしょっぱなから頭ぐるぐる~ですよ。なんだか前作以上にぐるぐるしちゃってた気がする。面白かったけど、テンポもオチも前作の方が好き。
2015/06/02
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