フェンネル大陸 偽王伝5 風牙天明 (講談社文庫 た 95-18 フェンネル大陸偽王伝 5)
フェンネル大陸 偽王伝5 風牙天明 (講談社文庫 た 95-18 フェンネル大陸偽王伝 5) / 感想・レビュー
nins
シリーズ第5弾。「偽王、ここに立つ!」正にこのシリーズの核となる展開が明らかに。ここにきてグンと面白くなってきた。大国シスタスの脅威に対抗するため、中小の国々の連合を画策するフェン達。主なメンバーが動き出した。勢いそのままシスタスは皇王を宣言。他の王の存在を認めない圧力を行使していく。ロカも「隻腕の剣士」なんて呼ばれるような存在になって頼もしくなってきた。まぁ一番はサチ。相変わらずおいしいところをもっていく。後、気になるのはアシュレイ。ようやくファンタジー作品としてまとまってきたので、早く次が読みたい!
2011/09/26
雪守
小国連合を築くべく世界の王の候補を迎えるべく動くフェン、一方で使者としてある国を訪れるロカ。だが二人の前に帝国の暗雲が立ち込める…。五冊目にしてようやくこの作者の文体に慣れてきた気がします。「偽王」という言葉が明示されたことで、ようやく進むべき道が定まった感覚がありました。それとどうでもいいけどいかれ帽子という文字を見る度にマッドハッター、マッドハッターと頭の中で囁く声が聞こえてきてちょっとだけ鬱陶しかったです。キャラは嫌いじゃないんですが(笑)。
2012/06/16
シュエパイ
『偽王、ここに立つと!』そう誓い、名乗りを上げる少女の物語。唯一絶対の皇王を名乗り、他国への弾圧をはじめる強国に対抗すべく、諸国の協力を得るためバラバラに使者としておもむく人々。三ヶ国ともにドキドキする事態の連続でしたが、偽王の名乗りが一番感動しました。大きな物語になっていきそうな予感、次巻が楽しみです♪
2011/11/24
眠る山猫屋
偽王立つ。おもしろかった…フェン、ロカ、リノの3チームに別れて、周辺各国での冒険が続くわけだが、新キャラ有り、懐かしの友再登場ありと盛り沢山。希望が失われ、絶望が希望にすり替わる刻、偽王が立つ。闇も深まる中、光は潰えない。
2012/10/21
ソラ
我こそが唯一絶対の王であると宣言し、他国を圧倒的な力で侵略する宗教国家シスタス。この大国に対抗すべく小国連合を作らんと大陸を駆けるフェンたちだったが、小国連合を統率する王と見込んだ人物は、暗殺者に殺されてしまう。希望失われしその時、大国に弓引く者出現。その者、自らを「偽王」と名乗る。
2012/02/05
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