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新装版 日暮らし(上) (講談社文庫 み 42-11)

新装版 日暮らし(上) (講談社文庫 み 42-11)

新装版 日暮らし(上) (講談社文庫 み 42-11)

作家
宮部みゆき
出版社
講談社
発売日
2011-09-15
ISBN
9784062770484
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新装版 日暮らし(上) (講談社文庫 み 42-11) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

宮部時代物『ぼんくら』の続編で、多くの方のお薦めがありまず上巻。展開は前作と似て、前半は短編でのいわゆる人物紹介。中盤から本筋に入るスタイル。皆様ありがとう❤️やっぱり面白いです!馴染みの面々もイキイキと!驚異の記憶力『おでこ』絶世の美少年弓之助、お徳や佐吉や官九郎まで!更には魅力的な新メンツ!宮部さんはキャラ形成うまいね!特に話し言葉がいい!で、問題は、あの優しき佐吉が殺人の罪で捕まった?しかも現行犯逮捕?しかも実の母親殺し?(背表紙に書いてあるからノンネタバレ) どうする?我らがぼんくら平四郎⁉️🙇

2019/02/12

yoshida

「ぼんくら」の続編。現代物でも歴史物でも人情の機微は同じ。短編中心にぐいぐいと読ませる。「おまんま」の「おでこ」のいじらしさにほっこり。「おでこ」も立派に働いているのだ。「嫌いの虫」は自分も身につまされる内容。おふじの佐吉に対する残酷さ。「子取り鬼」で葵の生活が明かされる。「なけなし三昧」の情夫とおみねの目に地獄を見た。最後の「日暮らし」で佐吉と葵にまさかの展開がおこる。暗躍する湊屋。果たしてどんな結末を見せるのか。弓之助と「おでこ」や政五郎が平四郎を助ける。結末が気になり一気に読んでしまう名作。

2015/11/17

ちょろこ

人情が濃い上巻の一冊。あの「ぼんくら」が好きでまたあのメンバーに会いたくて。やっぱり良い。物語に漂う空気感のなんて心地よいことよ。メンバーのその後の暮らしが微笑ましさ、時に不安を交えながら描かれ、ゆっくりとそれぞれが抱えるものが沁みてきた。弓之助、おでこ、おとよ。相変わらず平四郎と子供たちとの絡みが良い。人に手を差し伸べる温かさという宮部さんらしい人情の濃さ、可愛さをどっぷり味わう傍らで起きたまさかの事件。佐吉が実の母を殺めた疑いで捕えられた…って、どうなる下巻。

2023/02/10

抹茶モナカ

『ぼんくら』の続編。井筒平四郎が良い味を出す江戸物のミステリー。前作の登場人物と舞台の続きなので、安心して読める。短編小説が連なり、大きな物語に進む作り。面白くて、好き。文章も読みやすい。

2015/09/16

酔拳

気になっていたので、読んでみたが、「ぼんくら」の続編・・・・・「ぼんくら」は未読だったので、後悔・・・ でも、読んでみると「ぼんくら」を読んでなくても、楽しく読めました。やはり、宮部さんの時代小説は、雰囲気がいいです。登場人物がみんないい味だしています。特にお徳さんの人情味あふれるキャラクターがとてもいいです。5編の短篇がありましたが、私は「子盗り鬼」の話がよかったです。「日暮らし」の話が下巻に続くので、続きが楽しみです。

2019/02/01

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