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おまえさん(下) (講談社文庫 み 42-14)

おまえさん(下) (講談社文庫 み 42-14)

おまえさん(下) (講談社文庫 み 42-14)

作家
宮部みゆき
出版社
講談社
発売日
2011-09-22
ISBN
9784062770736
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おまえさん(下) (講談社文庫 み 42-14) / 感想・レビュー

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yoshida

親へのあらぬ誤解から始まった悲しい事件。巻添えで殺されたお継が不憫。事件に加担した史乃に惹かれる信之輔の手落ちにより、史乃ら下手人二人は逃げ出す。悔いる信之輔は周囲の人の助けや、新たな経験もあり成長する。事件は解決するがやや後味の悪い。新たに弓之助の兄、淳三郎が現れる。魅力的な人物が増え、これからの活躍が気になるところです。おでここと三太郎の恋も実ると良いですね。シリーズとして是非とも次作も読みたい時代物。日本に宮部みゆきさんという素晴らしい作家さんがいて、リアルタイムに作品を読める幸せな時代である。

2016/01/22

ミカママ

上巻に続いて一気読み。長いなぁ。下巻の冒頭で下手人の目星がついていたにもかかわらず、肝心の捕り物は600ページあとほどまで長引かすか?!殺人の動機が少々解せなくて、自分だったらそんなことで人を殺めるまではいかないよなぁ、という後味の悪さがありましたが、これは捕り物の妙味を読む本ではなく、あくまでキャラを楽しむためのもの。丸助が最高。そして何とも味のあるタイトルではありませんか。続編出るのかな?

2013/06/18

文庫フリーク@灯れ松明の火

心に響くシーンと言葉が多過ぎて。好きなのはお徳の料理詰まった重箱囲んで、十徳長屋での河合屋兄弟と丸助の酒宴。「こういうにぎやかなの、久しぶりなんで」こういう気持ちをどう表せばいいかわからないから、とりあえず笑ってみたのだ(本文より)丸助ならずとも胸が詰まる。糸の切れた凧兄貴の言動に、応酬する弓之助の悪口雑言。この兄弟と酒宴ならば自然と顔はほころび胸が温かくなる気がする。「儂はここへ来たかった。耕人堂へ来たかった」源右衛門もレギュラー確定ですね。宮部さんは人を描くのが好きなのだろうな。続→

2011/10/02

まりもん

とっても読み応えのある話だった。弓之助にとってはまだ経験していない恋の部分を平四郎の奥さんが補ったりして色んな方向の解釈を考えさせられた。 弓之助の兄である淳三郎もなかなかの人物なので今後も登場して欲しい。今回はちょっとだけ弓之助の兄弟のことも解って良かった。史乃の気持ちはちょっと同情できない。

2011/09/26

よむよむ

うわぁぁ、読み終わってしまったぁぁ! もっとゆっくり読もうと思っていたのに・・・弓之助の冴え渡る推理どおり、あーなってこーなった顛末。それぞれ収まるところに収まりはしたけれど、やっぱり切なさがほんのり残る。この余韻がたまりませんねぇ 人の愚かさ、やさしさ、心の機微をたっぷり堪能させていただきました。宮部先生、ありがとうございました。また数年後で良いので、続編を書いてくださいましね~『男はどこまでも莫迦で。女はどこまでも嫉妬やきだ。』

2011/10/23

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