アイスクリン強し (講談社文庫 は 96-1)
アイスクリン強し (講談社文庫 は 96-1) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
これは、そう文明開化ですよ! 西洋菓子屋・風琴屋のミナこと皆川真次郎が作るアイスクリンにチョコレイト、そして元旗本の警官たち「若様組」やハイカラさんの女学生・沙羅さんたちが繰り広げる色々な騒動 刺激の少ないほんわかしたお話でした、あっ 付録が良かった!!(笑)
2012/11/23
ちょこまーぶる
何故か読みずらかった思いを抱きつつ読み進めた一冊でした。原因は、この本の時代背景が自分自身に知識や馴染みが無いからではないだろうか?文明開化の時代は新しい文化・文明が次々に一般化していくわけだから、その流れにのっていく人が多い中、流れにのれない人々もいるとの衝突は避けられない状況だったようで、この本にもその辺りの出来事が描かれている。そして、西洋菓子も次々に商品化されていくわけだが、警官たちが食べるシーンが多いが、この時代スイーツも男性の食べ物だったのだろうことも分かった次第です。牛鍋が食べたくなる。
2015/02/25
nins
文明開化スイーツ万歳。江戸から明治に変わって西洋文化の雰囲気漂う明治が舞台。西洋のお菓子屋を始めた真次郎と「若様組」と呼ばれる元幕臣の警官達。身近に起きる事件の数々。チヨコレイト、シユウクリーム、アイスクリンと美味しそうなお菓子がテーマになってて楽しい。女性も表に出だした時代背景があったり、急に変った武士の世からの脱却にとまどい右往左往する人がいたり。ほのぼの雰囲気と怪しい明治の表と裏の顔が見え隠れ。軽い展開と登場人物達の面々の面白さもあって読みやすい。カバーイラストも雰囲気が良くて当たりですね。
2012/01/11
i-miya
2013.04.07(初読)畠中恵著。 2013.04.07 (カバー) お江戸から東京へ、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど、西洋菓子続々。築地の居留地、孤児として育った皆川真次郎。 念願の西洋菓子店、開く。 今日もまた元幕臣の警官たち、「若様組」がやってきて、あれやこれやの大騒動。 キュートな文明開化(スイーツ)の物語。 (解説=福田里香-お菓子研究家)。 江戸の物の怪捕り物帳、『しゃばけ』。
2013/04/07
財布にジャック
明治時代のお話で洋菓子が出てくるという設定は大好きでしたが、やっぱり畠中さんといえば「しゃばけ」シリーズがあまりにもインパクトがありすぎそれと比べてしまうせいか、期待したほどではありませんでした。最近暑い日が続いているので、ミナの作るアイスクリンが食べたいです!ミステリーとしてはイマイチですが、キャラクターは良かったので、登場人物達の今後はとても気になります。
2012/07/13
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