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親不孝通りラプソディー (講談社文庫 き 41-9)

親不孝通りラプソディー (講談社文庫 き 41-9)

親不孝通りラプソディー (講談社文庫 き 41-9)

作家
北森鴻
出版社
講談社
発売日
2012-01-17
ISBN
9784062770958
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親不孝通りラプソディー (講談社文庫 き 41-9) / 感想・レビュー

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財布にジャック

テッキとキュータの名コンビの高校時代に、こんな事件があったのですね。高校生が絡む事件にしては、事件が大き過ぎて現実味には欠けますが、あっと驚くハチャメチャな想像を超えた展開に、作者の凄さを見せつけられた気がします。馬鹿な私は物語の中の警察と同様、最終的には何がどうなっちゃってるのかさっぱり解らなくなりましたが、それでも面白く読めたから良しとさせていただきました。

2012/02/26

マッちゃま

ふざけんなって程に面白い、博多の街を舞台に転がり続けるテッキとキュータの高校時代の物語。これが北森流ハードボイルドなのか?可笑しく怖くスピーディで破天荒。(けっこうズル休みはしたけど)学校へ行き、新聞配達のバイトをして、休みに釣りに行く。そんな平凡な高校生活を送ってた僕からしたら想像を絶する体験を2人はするのです。いや〜ありえんわって位に話しが転がっていき思いもしない最悪も最悪の方向へと進んで行く。ほとんど「コリャ誰が死ぬんか?」なんて思いながら読んでましたが(まだ高校生だぜ⁉︎)いやラストお見事でした。

2019/11/22

ひまわり*

うーん、北森さんこんなパターンもあるのね。シリーズ2作目と知らずにこれを読んだが、あまりついていけなかった。冬狐堂とかカナリヤシリーズの方が好みでした。少々悪い博多の高校生テッキとキュータの鴨ネギコンビのドタバタエンタメ…って高校生が巻き込まれる事件!?とっかかりは美人局。高校生が美人局にやられるって…と最初からアクセル全開(笑)美人局から強盗事件に発展、豪快な博多弁や時代が色濃く出ているところは面白かった。多分、個人的に今読みたいのコレじゃなかった感じがあるので、エンタメ求めてる時に読み直したい感じ。

2023/02/12

RIN

『~ディテクティブ』のその後かと思いきやテッキとキュータとその仲間たちの高校生時代の話。「なんだ、悪ガキの話?」と早合点した自分、北森さんごめんなさい!!軽妙な博多弁で書かれていてもやり切れなさとダーティさに聊か気が重くなりながらも、最後はきっちり切ない北森節でした!きっとこれはこの後の話が続く予定だったんだなぁと思わせる結末も氏の急逝を改めて残念に思わせる。氏のテーマにあまり登場しなかった、自分の大好きな系統の話に繋がりそうだったのに…。読めば読むほど本当に本当に惜しまれる作家さんだ。

2013/01/03

じゅむろりん

博多んもんの根岸キュータと自称異邦人の鴨志田テッキシリーズの2作目は、1作目の前日譚やとよ。美人局にやられて大金ば用意せんといけんくなって絞り出した知恵が信金のやばい金強奪やけん、すんなり終わるわけなかっさ。カモネギコンビ、犯罪運命共同体の狂犬キョウジ、三億円強盗の元刑事麻生の騙し合いに山沢組の勢力争いが加わってコンゲーム状態ばい。高校生の二人は生き残れるちゃろうかとハラハラもんやね。カモネギのイメージは悪かけど博多華○大●さんやね。そしてまた解説の近藤史恵さんが最後泣かせるったい。…ズルか。

2023/01/30

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