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皇妃エリザベート (講談社文庫 ふ 48-8)

皇妃エリザベート (講談社文庫 ふ 48-8)

皇妃エリザベート (講談社文庫 ふ 48-8)

作家
藤本ひとみ
出版社
講談社
発売日
2011-12-15
ISBN
9784062771061
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皇妃エリザベート (講談社文庫 ふ 48-8) / 感想・レビュー

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財布にジャック

有名なエリザベートの生涯を、じっくり読んでみたくて選んだのがこの本でした。どんな生涯かは分かりやすかったものの、なんだか感情移入がしにくくて正直あまり良い印象を持てませんでした。でもたいへん勉強になりました。

2013/06/12

タッキー

オーストリア皇帝でハプスブルク家フランツ・ヨーゼフの妻エリザベート。人気の高いこの人はどんな人だったかに興味を惹かれて購入。15歳で堅い宮廷に嫁ぎながら、一度履いた靴は二度と履いてはダメなど、宮廷の慣習を打ち破って自由に生きる姿がすばらしかったです。宮廷の秩序を重んじ、帝国と皇室を守ることを考えた姑のゾフィとの確執は当然の流れ。自由に生きた代償からか、ゾフィ亡き後の晩年は、孤独な人生に。ゾフィとエリザベートの対称的な生き方には考えさせられました。後半は少し粗くはありましたが、歴史もよく分かるいい本でした。

2021/07/09

momo

エリザベートが気になり読んでみた。15歳でオーストリア皇帝と結婚し皇妃になったシシィ。窮屈な宮廷での生活、皇帝の母で伯母のゾフィーからの教育と自由奔放で自分が一番のシシィには地獄なような日々だったと思います。心身異常になり咳が出て止まらなくなるなんて、気の毒だ。しかしオリーブオイル風呂や牛生肉の顔パックなどなど美の追求が凄すぎる。

2017/05/20

MIEKKO

前半はある意味姑ゾフィーとエリザベートのWヒロインという感じだった。後半はゾフィーの存在感がないので、読みごたえも減ってしまったような。エリザベートの人生は妻としても、母としても、皇后としてもそして女としてもどうしようもないものだったかも知れないけれど、どうしてそういう人生になってしまったのかが分かりやすく描かれていた。彼女を縛っていたのは自分に嘘をつけない自分だったんだと思う。

2012/06/27

中島直人

中公文庫のエリザベートと比較すると、その我儘さが前面に出る。また、エリザベートに比較し、姑ゾフィーが余り悪く書かれていないという印象。 ストーリーは若くしてハプスブルク家の皇后となり、伝統のしがらみにがんじがらめとなる。そこから逃れるため自分探しの旅をひたすら続けるエリザベート。やっと自分が探しているものが直ぐ側にあったことに気付いた時に、最愛の息子の、そして自らの死が訪れる。悲し過ぎる。

2012/02/26

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