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泣き菩薩 (講談社文庫 た 118-3)

泣き菩薩 (講談社文庫 た 118-3)

泣き菩薩 (講談社文庫 た 118-3)

作家
田牧大和
出版社
講談社
発売日
2011-12-15
ISBN
9784062771078
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泣き菩薩 (講談社文庫 た 118-3) / 感想・レビュー

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財布にジャック

広重といえば、有名は浮世絵師だとばかり思っていましたが、浮世絵師になる前は定火消だったことを知り驚きました。そして、実際この小説は定火消の広重が絵の腕を発揮して事件を解決するという痛快な江戸物でした。田牧さん初読みでしたが、このように肩の張らない江戸物は、重い小説の合間に読むには最適なので、他の作品も手を出してみようかと思います。

2012/11/06

ぶんこ

安藤広重が絵師になる前は定火消同心だったとは。 広重と幼馴染の同じ定火消同心の頭脳派信之介、剛力五郎太の3人が火付集団探索をする勧善懲悪物語。 3人の上司、与力の小此木さんが素敵で、馬の東風にも興味があるのに、ちょっとしか触れられず残念。 広重の優しさがいいですね。 殺伐とした火付けの物語の中で、心安らぎます。

2015/06/24

フキノトウ

火消しってとっても素敵ですね。幼馴染み3人組が、魅力的で読むのが止まりませんでした(^^;あの、歌川広重さんが、火消しをしていたなんて、知りませんでした。田牧大和さんの時代小説はとても読みやすくて大好きです!続きが、とっても読みたいです。

2014/05/08

ひな

ぼろ鳶を読んでたから火消しの事情や知識がちょっとわかって嬉しい。それにしても歌川広重が火消同心だったとは知らなかった。親友の2人、信之介と五郎太も魅力的なキャラクターで3人のバランスが素晴らしい。そして、与力小此木様や常廻同心の宮沢さんがまた格好良くて楽しい。田牧さんの時代小説はやっぱり良いなあ。面白かったので、続編が出てないのがとても残念。

2021/01/05

onasu

「東海道五十三次」を描いた安藤広重は、江戸八代洲河岸の定火消同心だった。その青年期、幼馴染みの同心仲間と共に、火付けを追う小気味のいい時代ものでした。  切れ者の信之介に、剛力の五郎太、そして、視野が広く、一度見たものは細部まで記憶する重右衛門。重右衛門は、歌川一門に弟子入りして、絵師広重の名も得ている。役処を弁えた三人の火事場での活躍と、小火騒ぎを追う捕物。そんな三人を、上役の与力 小此木がしっかり手綱を握っている。いい配役だ。  表紙の、非番の折に絵を描く広重の姿も話しに興を添えてくれる。

2013/03/25

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