KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

チェーン・ポイズン (講談社文庫 ほ 37-1)

チェーン・ポイズン (講談社文庫 ほ 37-1)

チェーン・ポイズン (講談社文庫 ほ 37-1)

作家
本多孝好
出版社
講談社
発売日
2012-01-17
ISBN
9784062771450
amazonで購入する

チェーン・ポイズン (講談社文庫 ほ 37-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

射手座の天使あきちゃん

いやぁ、やられました! (>_<) ミスリードを狙うなんて、本多さんも結構人が悪いですねぇ(笑) 「その自殺、一年待ってもらえませんか?」と言われた女性、3件の服毒自殺の真相を追う週刊誌記者 二人の目線で物語を追いながら最後に・・・ 「えっ!?」 やられました!!(笑)

2012/07/31

zero1

死を描いた小説に希望はあるか?バイオリニスト、悲惨な事件の遺族、そして死にたいと漏らす女。死ぬなら1年待たないかと声をかけた人物がいた。ツッコミどころはあるものの、文庫で400ページを超える作品なのに先が気になって半日で読めた。つまり面白かったということ。読んで損はない一冊。章子と彼女を追う週刊誌記者、原田が交互に描かれる形で話は展開する。ネタバレにならないよう感想を書くのは難しいが、ミスディレクションが効果的に使われている点は本格ミステリーしている。結末は予想できなかった。

2018/12/12

ナルピーチ

最後にこれで良かったと思わせてくれる騙され方に心地良さを感じた。同時期に服毒自殺をした3人。共通するのは、自殺をするまでになぜか1年以上の期間を空けている事。疑問に思った記者の原田は、この内の一人である“高野章子”について調査を始める。児童養護施設の実態も含めて、ボランティアの重要性を訴えつつ、小説としての鮮やかなミスリードで読者を翻弄させる。「生きる時間」に込められた登場人物たちの、諦めず未来へ向けた真っ直ぐな気持ち。暗い気持ちにならず、是非とも最後まで読んでほしい。必ず最後は嬉しさが込み上げてくる!!

2022/07/24

ちょろこ

ふふふ…の一冊。三人の自殺者。この三人に共通するものは?疑問を抱いた一人の記者が謎を追っていくミステリ。頭の回線が繋がった途端、ふふふ…と笑みがこぼれた。あぁ、そういうことだったのね。まんまと懐柔されちゃった。そんな自分に笑っちゃった。こういうのは爽快感に変わるから良いな。そしてこの作品、単なる面白いだけのミステリじゃない。生と死に焦点を充て、生きる意味とか諸々考えさせるとても奥が深いストーリーだ。そこもぐいぐいっと惹き込まれたポイント。あの人この人、公園で交わす笑み。そこにも笑みがこぼれた。ふふふ。

2021/08/11

🅼🆈½ ユニス™

終始暗い内容だった。終盤で捻りを入れて来たけど、捻りがあろうがなかろうがちょっとだけ退屈したストーリーには大差ない気がした。しかも、途中からそうじゃないかなって思っていたのでビックリ感は全然なかったけど、希望を感じさせる終り方で良かったとは思えた。読者を騙す為だけに書かれた小説だったら失望レベルでしょうけど、1年後に私の記憶に残っていて欲しいと思う作品であった。🤥 ま、読めて良かった❗️

2018/08/09

感想・レビューをもっと見る