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どんぐりのリボン (講談社文庫 た 2-48)

どんぐりのリボン (講談社文庫 た 2-48)

どんぐりのリボン (講談社文庫 た 2-48)

作家
田辺聖子
出版社
講談社
発売日
2012-02-01
ISBN
9784062771641
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どんぐりのリボン (講談社文庫 た 2-48) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。五月と栗本のやりとりがユーモアにあふれていました。古臭い栗本と口論になってしまうのは考え方の違いでしょうね。素直になれない恋心が可愛らしいと思いました。恋愛は楽しいだけでなく、苦しいところもあることを見たような気がしました。じんわりとくる恋愛小説だと感じます。

2020/11/21

優希

心にじんわりきますね。主人公の五月が出会った男性・栗本とのテンポのいいやりとりが面白かったです。会えば喧嘩ばかりで素直になれないもどかしさみたいなのを感じました。五月の強がりだけど結婚のことで頭がいっぱいなところも可愛いです。80年代の空気が漂うのもいい感じで新鮮です。2人で田舎に行く場面は何とも言えません。山すべりからの復興の中での栗本のプロポーズが良かったです。素直になれない心が事故によって変わるんですね。とっても清々しくて素敵なお話でした。

2014/08/23

coco夏ko10角

この時代に最初の結婚式での上司のスピーチはすごいんだろうな。ある夜、五月が父と過ごしてるときの会話いいなぁ。終盤どうなるのかとハラハラしたが最後の最後よかった。

2020/04/05

June

登場人物の会話のキャッチボールがテンポよく軽快に響く。五月と栗本が互いに惹かれあっていくさまがよくわかる。お互いの育った環境(故郷)を知ろうとする気持ちや、自分の故郷を周りの人々と一緒に自らも楽しみながら盛り立てていこうという姿勢は、現代で見失いがちなことだろうなぁと思う。夢野町にしても螢川にしても若者でつるんで楽しみながら町おこしに取り組んでいる所が羨ましい。町も恋愛も結婚もええかげん(ほどほど)がいいのだろうけど、その根底には無条件に愛しく思う気持ちがあってこそなんだろうなぁ‥

2014/01/31

たらちゃん

「相手がすっからかんやと、あたしも何の支度もしないですむ」 それ、とても良い。私たちも何もなくて双方の親が用意してくれたのは、それはそれで良かったけど、甘えてたな。

2019/10/27

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