フェンネル大陸 偽王伝6 雲の花嫁 (講談社文庫 た 95-19 フェンネル大陸偽王伝 6)
フェンネル大陸 偽王伝6 雲の花嫁 (講談社文庫 た 95-19 フェンネル大陸偽王伝 6) / 感想・レビュー
nins
徐々に盛り上がりを見せてきたこのフェンネル大陸偽王伝シリーズも第6弾。偽王を宣言したフェン。テオとサチが同行でシスタスを目指す。でも今回はフェンの話より元ラビッジ王のローゼルの話である過去編がメイン。ラビッジとシスタスとの因縁。「シスタスの借り」の真実。現ラビッジ王リノの辛い過去。そしてシスタスはソルド進行へ。登場人物それぞれが自分の道を見つけ行動を起こす。それにしても登場人物が増える度に空中分裂しそうなくらい話が広がっていて、どうまとまるのか着地に期待。ゴルディ・ゴードンが良いキャラしてるなぁ。
2012/04/18
雪守
シスタスの国に入ったフェン。彼女が最初に訪れた町はシスタスの暗部を垣間見えるものだった…。この巻の表紙はレティシアかな? こういう毒気を抜かれる人物は結構好きです。そして彼女によって語られるリノが王となる前のラビッジ王国の物語の結末はあまりに哀しいです。それでも、真実を知ったフェンの出した答えが真っ直ぐで眩しいです。横暴な行いを続けるシスタス、それに対抗する国々、そしてフェンの思いに惹きつけられて集まった人々。偽王伝の最終巻を楽しみにしています。
2012/06/19
シュエパイ
彼女の想いが、行動が、その一つ一つが、不安に怯え彷徨う人々の糧となり、旗になる。雲の上の国で聞いたかつての女王の話と、目の前で罪無く殺されようとする少女。罠と知りながら、それでも真っ向から挑む彼女の姿が眩しいのです。こんなにも盛り上がってきたのに、次で最後、なの・・・?どうしよう、いつでるんだろう、というか文庫化を待ちきれるのか、私?(笑)
2012/02/21
眠る山猫屋
本編と同時進行して、ラビッジの過去の悲劇が語られる。リノの姉ローゼルと彼女の選んだ仲間たちの改革と挫折。フェンたちの東への旅と重なる時、大国シスタスの隠された暴挙が明るみになる。偽王宣誓してしまったフェンと数名の仲間たち、あと一冊でどこまで行けるのか!?
2012/10/22
ソラ
世界を支配せんと目論む大国シスタス。これに叛逆する意思を固めたフェンは、自らを“偽王”と名乗り、たった三人でシスタスに潜入する。そして、そこで知ったのは、困窮するラビッジ王国を一から建て直した若き女王ローゼルの悲劇。さらに、現ラビッジ王リノが主導する小国連合に、再びシスタス軍が侵攻を開始。
2012/03/10
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