宇宙小説 (講談社文庫 う 63-1)
宇宙小説 (講談社文庫 う 63-1) / 感想・レビュー
mae.dat
『宇宙兄弟』の「宇宙」か「兄弟」から着想を得たアンソロジー。辻村深月さんの『宇宙姉妹』と中村航さんの『インターナショナル・ウチュウ・グランプリ』はちゃんと別の宇宙兄弟していて好いですね( ¨̮ )。オープニングとトリを務めるだけあります。ダ・ヴィンチ・恐山氏の『「アポロ13」借りてきたよ。』では「『炙』←『あれは?』『焼かれる月です』」とあるのですが「肉」なんですよね。他にもにくづきに侵蝕されていますから「月」には別の意匠を与えるべきかと思うのです。「煎」「望」など「月」が崩されてる字が気になる。好き。
2022/12/28
masa@レビューお休み中
『宇宙兄弟』映画化記念で企画されたものなのかな。読むまでは、宇宙一色かと思いきや…宇宙・兄弟・ロケット・夢といったキーワードから作家たちが小説やエッセイなどを書いている。期待通り、辻村深月『宇宙姉妹』と中村航『インターナショナル・ウチュウ・グランプリ』が素敵宇宙物語でした。あっ、この日本語変な感じだ。(笑)始まりの物語と終わりの物語なんだけど、どちらも宇宙や宇宙飛行士に憧れる子供たちを描いている。主人公たちの想いがあまりにも真っ直ぐで、見ているこちらの胸がキュンと疼いてしまう。
2012/05/12
yanae
「宇宙」もしくは「兄弟」をテーマにしたアンソロジー。宇宙兄弟ちらっとしか読んだことがない自分ですが、宇宙兄弟の表紙に魅かれて手に取りました(笑)小説ももちろん、ツイッター形式のものとか、宇宙の雑学的なコーナー。色々あってとても楽しめました。辻村さん、中村航さんの小説はとってもよかった♡宮下さんの兄弟の話もよかった。そして、個人的にはダ・ヴィンチ・恐山さんのアポロ13(映画)を見ながらつぶやくコーナーに吹き出しました(笑)宇宙兄弟読んでみようかな。はまりそう。
2018/08/27
Natsuki
幼い頃、自分の大好きなものをカンカンに詰め込んで蓋をした宝箱☆そんな雰囲気を持ったアンソロジー♪宝箱の中は、物語・エッセイ・トリビアなどなど、実にバラエティーに富んでいる。『宇宙兄弟』に思いを馳せた『宇宙小説』☆小山宙哉さんのイラストが更に華を添える☆中でもお気に入りは「宇宙姉妹(辻村深月)」「似てないふたり(高橋源一郎)」「一九六〇年のピザとボルシチ(常盤陽)」「楽団兄弟(宮下奈都)」かな(*^^*)
2015/12/14
ひめありす@灯れ松明の火
年に一度の、双子座流星群の極大日の後、宇宙つながりで。頭でっかちの妹の不器用な言葉辻村深月・きっと私達は自分の心の綴る言葉を読んでいる。普通の人よりちょっと宇宙に近い人と美しいつむじの福田さん。最後までごめん妻自慢とは気付かなかった同じ名字なのに向井さん。空ではなく音楽に恋した兄弟の宮下さんいつもの通り駄是ぐだぐだ妙にリアルで冷めている本谷さん、同じ二人の兄弟高橋さん・彼らの未来はいかに。明日に繋がってないなんて、明日を待ってくれる人がいるなんて常盤さん。宇宙は今と未来を繋ぐタイムマシン星と空の人中村さん
2012/12/14
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