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時輪の轍: 千里伝 (講談社文庫 に 34-2)

時輪の轍: 千里伝 (講談社文庫 に 34-2)

時輪の轍: 千里伝 (講談社文庫 に 34-2)

作家
仁木英之
出版社
講談社
発売日
2012-07-13
ISBN
9784062772716
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時輪の轍: 千里伝 (講談社文庫 に 34-2) / 感想・レビュー

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nins

中華ファンタジー千里伝シリーズ第2弾。前作で究極の弓技「不射之射」を放つまでいった千里がその力を失ってからの話。千里は仙女・麻姑の元で修行することに。それにしても前作後半で成長したようにみえた性格がやっぱり少し戻ったみたい。まぁこの傲岸不遜な性格の方が面白い。そんな千里が出会った一人の少女、空翼。今回は時空の歪みの問題と千里の淡い想い。バソン、絶海という心強いメンバーに玄冥も参戦。千里が空翼と一緒に巡る時空の世界。そこで直面するさまざまな人生。急な展開に戸惑いもありながらも最後はしっかり。

2012/11/22

ひっと

前作があることを知らずに読んでしまいました。僕僕先生ののんびりさとは対照的なテンポの速さを感じました。とても小気味がよくこれも面白かったです。「どこにでもあって誰にも触れる事が出来ないもの。それが、時と空だ」などのように随所に東洋的な哲学のような言葉が出てくるところは一貫してますね。後書きでの「選ばなかった未来はみることはできないけど、自分が選んだという結果は残るそれって素晴らしいじゃないか。」という言葉がとて良かったですです。(仁木さんエウレカセブン見てたんですね・・・)大好きな小説の一つになりました。

2013/11/05

monkey

前作では感情移入の余地の無いほど鼻持ちならない高慢ちきだった千里が、微笑しいツンデレ少年になっていて驚きました。巻を重ねることで主人公を成長させていくというのは面白い。むしろ今巻では絶海がウジウジ悩んだりイライラ憤ったり、よっぽど主人公らしく描かれている。歪んでるな~w

2012/08/15

toshi3

前作もでしたが、びっくりするほどスケールの大きな話で、映像のイメージが全っ然浮かべられない場面もしばしばありました。でも、それが魅力的。この神話的なテンションを保ち続けるのは大変と思いますが、続刊の風呂敷の広げ方も楽しみです。スケールが大きいだけではなく、主人公はじめ人物の細かい成長も描かれているのがいいですね。特に、ライバル役の見せ場がよかったです。終盤には実在の人物を主人公にしている持ち味も発揮。長く楽しみたい作品の一つです。

2012/07/31

みーこ@ただのねこ(春毛)

千里はすごく内面が成長したなぁと言う気がする。前巻では、気に入らないことがあるとすぐ突っかかっていく生意気なやつといい印象しかなかったけど、キャラとして魅力が出てきたんじゃないかなーと思う。

2013/07/18

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