デパートへ行こう! (講談社文庫 し 42-17)
デパートへ行こう! (講談社文庫 し 42-17) / 感想・レビュー
しんごろ
読メ登録前に読んで再読(^^;)なぜかデパートの閉店後に訳ありの人たちが侵入し、あーだこーだして警備員と社長が奮戦する話!そして登場人物は多いし、なぜ、閉店後にこんなに侵入者が潜んでるのというツッコミはなしにして、面白かったです(^^)侵入した人たちが、それぞれにデパートに思い入れや思惑もあり、読んでると、なるほどこういう伏線があったのねと感心し、読み終える終盤にまた新しい登場人物が出てくるわで、それでいて忙しくないお話でした(^^)細かく章を刻んでる構成もいいですね!きっとまた再読します(^^;)
2016/07/15
修一朗
「ローカル線で行こう」を読んでいたのでこれも赤字デパートを立て直すぞ!っていう再生物語かなと思ったら,深夜のデパートをわけありな人が走り回るコメディだった。自分はデパートに対してそれほどノスタルジーはないけど戦前からの長い因縁ということならやはり老舗のデパートということなのだね。たくさんの人が走り回るうちにどんどんつながっていくので面白いけどまぁ忙しい。登場人物が小粒で覚えきれない。最後は屋上で大団円,このへんは常道だね。次は「遊園地に行こう」だ。これまた違った趣向らしいですね。。
2016/07/02
にいにい
先月に「ローカル線で行こう!」を読んで、同じようなデパート再生物をイメージして読み始めたけれど、デパート再生は、先が長そう。デパートじゃなくて家族再生物だった。偶然が余りにも重なり過ぎの出逢いばかりだけど、そこは、目をつぶって、一夜のドタバタ劇と家族への想い、仕事への愛着、男と女の錯綜を楽しもう。偶然の重なり過ぎで出逢えなかった一組もこの作品の大きなポイント。楽しめた一冊。
2014/06/27
あすなろ
デパートの何がいけない!から始まる、真保氏のお仕事小説+ミステリー要素ありの軽めの〇〇で行こうシリーズ第2巻。以前も書いたかも知れぬが、もう少しお仕事系要素強い方が好みではある。しかし、これだけの多くの人物・内容・伏線を見事に回収するのは流石。また、解説にもあるが、ラストに近い54章でのいきなりの重みを出してくるのもすごく、しかもこれも回収となるのがすごい。しかし、登場人物の1人加治川ではないが、昔は皆が夢を持てる時代だったからデパートは人を惹きつけられる存在だったのだろうか?もしそうだとしたら物哀しい。
2018/01/07
ゴンゾウ@新潮部
めちゃめちゃ面白かった。三谷幸喜さんの映画を彷彿させるようなドタバタ喜劇。深夜のデパートに訳ありの人間達が集まってくる。それぞれに事情を抱えて。最初は登場人物が多くてついて行くに精一杯だったが中盤以降に一気に話が流れ全員が少しだけ幸せに。かつてのデパートがそうだったように少しだけ幸せを与えてくれる。子供の頃は本当にデパートに行くのが楽しみだったな。
2016/07/01
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