再会 (講談社文庫 よ 38-1)
再会 (講談社文庫 よ 38-1) / 感想・レビュー
夢追人009
人気作家・横関大さんの記念すべきデビュー作で2010年に刊行された第56回江戸川乱歩賞受賞作ですよ。解説を読むと著者は本書以前に3度も乱歩賞に応募しながら落選を繰り返されたとの事でマジで新人作家にとっては超難関なのだなと思いましたね。選考委員の方が超一流のプロ作家の方々ですので厳しく審査されて該当作なしの年も多いのですから誠に狭き門で人一倍苦労された著者は受賞の喜びもひとしおでしたでしょうね。本書を読んだ感想はまあ実に捻りの効いたストーリーでこれだけ複雑な筋立てでないと受賞は難しいのかなと感嘆しましたね。
2022/03/08
ミカママ
ふーむ。いろいろツッコミどころはあったが、ラストはちゃんとつじつま合っているように思う。リーダビリティについては、太鼓判押します。江戸川乱歩賞かぁ、先の楽しみな作家さんですね。
2018/04/21
ナイスネイチャ
図書館本。最近横関さん嵌まってます!シンプルに面白いです!四人の友情も良かったです。あらすじで書くと本当にシンプルな内容ですが、臨場感あふれてました。
2015/10/28
修一朗
今度は8年連続乱歩賞応募で有名な横関大さんのデビュー作を。これは横関さん定番の爽快軽快の作風とは趣を異にして社会派だ。4人の幼馴染のタイムカプセルを巡って過去と現在を行き来する展開。細部に気を使った綿密な構成だ。文章は淡々と展開は着実に,謎の優秀すぎる刑事が話を進んてくれる安定感。真相の部分はちょっと都合のいい展開だったけどもまぁ大丈夫。十分に面白かった。
2024/04/17
ALATA
殺意、邂逅、疑心そして再会。二十三年前の事件で紛失した銃が心の闇を映しだす。大人になった四人のそれぞれの視点で語られる倒叙型のストーリーとそれぞれの立場で変容していく関係が加わり面白かった。解説にもあるが銃声のメイントリックにはちょっと苦しいところはあったがグイグイ読めて他の作品も読みたいところ★4※幼なじみがある事件をきっかけに刑事となって再会する。まるで、映画「ミスティック・リバー」のような展開。複雑に交差する人間関係、プロットはこちらがスッキリしていて好みです。
2024/02/18
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