新宿遊牧民 (講談社文庫 し 32-18)
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新宿遊牧民 (講談社文庫 し 32-18) / 感想・レビュー
ばんだねいっぺい
「小川いっぱい小説」と銘打たれたいつもながらの勢いに溢れた作品で、個性豊かな登場人物がちりぢりに入り乱れ、どうなるのだろう?と思っていると秀逸な落語のサゲのように「新宿遊牧民」へたどり着くのだからお見事である。楽しい。
2019/02/13
ツバメマン★こち亀読破中
新宿の居酒屋「池林房」(今度行く!)に集う椎名誠と怪しい仲間の面々が、紆余曲折を経て新宿のビルの上にゲル(パオ)を建てるという壮大な大河小説…ならぬ「小川いっぱい小説」。パタゴニアとかシルクロードとかモンゴルに行ったり、映画を創ったり…等々昔何度も読んだ話も語られていて(当時の自分も含めて)懐かしい!そしてホントに仲間って良いですね!あと挿絵を担当していた山下勇三さんが連載途中で亡くなったため和田誠さんが引き継いでいます。悲し。
2015/02/24
kitarou
開高健やモンゴルと関わることとなる読売広告社の岩切さんとの話や新宿に集う椎名さんのお仲間とのグズグズの話は、文句なく楽しめる。どこから読み始めても面白いというところがいい。
2013/03/03
Kenji Hori
「怪しい探検隊」シリーズとか、「赤マントシリーズ」とか 「雑魚釣隊」の話とか、日本の海岸を旅する話とか、 浮き球を使った野球の話とか、映画を作った話とか、 どっかで読んだことがある話が連綿と綴られていて 30年の集大成という感じでしょうか。 椎名ファンならそれなりに楽しめると思います。
2013/02/06
ひーちゃん
ほんといくつになっても変わらない、少年のようなシーナさん。楽しかった♪のひとことです(笑)。登場人物も多いし、話はあっちこっちに飛ぶし(笑)、ついていくのが大変な小説でした(笑)。結局、新宿のビルの屋上にモンゴルの遊牧民の住まい"ゲル"を作り(笑)、そこで、日頃の遊び仲間の男達だけの"秘密基地"てきは場所で、呑んで騒いで楽しんじゃった~みたいな結末(笑)。文中でこんな一説を見つけました。「人生とは、こうやって遊びながら結果を出して 、ガンガンやるのが、一番いいんだ!」。なるほど♪‥素晴らしいです(笑)
2012/12/11
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