血霧 下 (講談社文庫 こ 33-36)
血霧 下 (講談社文庫 こ 33-36) / 感想・レビュー
みっちゃん
上巻を読み終わった時には、過去の一家惨殺事件を掘り下げていくのかと思っていたら、話がとんでもない方向に!息詰まるような展開に胸がドキドキしました。最後は予想もしなかった真相が待っていました。改めてキャスリーン・ローラーとジャック・フィールディングの産み出した「怪物」にぞっとしました。しかし「あの人」まで死んでしまうとは!でもそれを裏表紙で明らかにはしないで欲しかった…ベントンが実は料理下手なところや最後のマリーノの情けない様子など、クスッと笑えるところもあり面白かった。また年末にお会いしたい♪
2013/04/10
よむよむ
前作『変死体』の完全な続編となるが、なかなかの出来栄えと感心。前作もそれなりに楽しめたので、ここへきてあの初期の頃の面白さ復活かっ ただ、もう少しラストの盛り上げが欲しかったかも~ でも楽しめました。
2013/03/17
Yuna Ioki☆
470-101-18 引っ張る割に解決するときはラスト付近からあっさりと解決してしまうのがコーンウェル氏の作品の特徴かもしれない。。。さて、残すところ既刊はあと一作上下の2巻。早く頑張って読んだで賞を自分にあげたい(笑)
2014/03/13
けんちゃん
ケイをとりまく状況が、シリーズが進むごとに痛々しくなっていき、読んでいてツライです。前半は事件の展開が牛歩のごとく、後半も残り数十ページで一気に結末に突っ走る…というのが、ここ数年のパターンのように感じます。前半で混沌とした部分が整理できないまま、結末を迎えてしまい、すっきりしない読了になることが多いです。 ベントン、マリーノ、ルーシー、ケイの身近な存在にもいろいろな変化が訪れるものの、ケイとベントンの静かな愛情、信頼関係を読むことができ、ちょっと安心できました。
2013/01/17
ヨーコ・オクダ
前作同様、上巻ウダウダ→下巻急加速のパターン。上巻、いや前作から何かしら悪いことやってる人物たちがバタバタとお亡くなりに。そこにジェイミーも含まれていて驚かされる。旧知の同業者・コリンと共に過去の事件の現場写真、遺留物等々を再検討。それぞれの事件の繋がり、犯人、殺害方法等を炙り出していく。上巻で仕掛けられた伏線がスピーディーに回収されていくのは気持ちエエんやけど、中には「それ、ほぼ答えやん!?」みたいな晒され方をしているものもあって…。今回、ジェイミーロスという心の痛手を受けたルーシーとマリーノが心配。
2021/05/09
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