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眠りの牢獄 (講談社文庫 う 47-2)

眠りの牢獄 (講談社文庫 う 47-2)

眠りの牢獄 (講談社文庫 う 47-2)

作家
浦賀和宏
出版社
講談社
発売日
2013-02-15
ISBN
9784062774581
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眠りの牢獄 (講談社文庫 う 47-2) / 感想・レビュー

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W-G

『記憶の果て』『時の鳥籠』しか読んでいなかったが、文庫『HEAVEN』刊行を機に一気に読むつもり。まず単体作品でコンパクトで評判の良いコレ。昔、どの作品かの解説で、著者を「もっともメフィスト賞らしい作家」と評していた記憶があり、私もその通りに感じた。独特のこじれ方や、インパクトあるオチのためには細かいリアリティはすっ飛ばすタガの外れた作風、今作でもそこは健在。吉野と浦賀の結末など、刺激になればナンデモアリ。それだけではなく、鮎川哲也氏の某有名短編を彷彿とさせる、本格として高品質な仕掛けが加わっている。

2018/06/21

hideko

作家さん買い。 恋人・亜矢子と共に階段から突き落とされた浦賀。自身は病院の一室で目覚め一方亜矢子は意識不明の昏睡状態に陥る。 それから5年後浦賀は小説家になり、亜矢子の兄に友人の北澤・吉野と共に地下室に監禁されてしまう。亜矢子の兄は事件当時に一緒に居た3人のなかに犯人が居ると疑っているようだ。その監禁生活と冴子というストカーがかった女とメール友達の沙羅子が交換殺人を目論む模様が交互に進んで行く形式。 どこかで繋がるんだろうなあと予想したが、そうきたか!ネタバレになるので詳しく語らないが→

2017/11/15

アッシュ姉

今度はそう来ましたか。ん?え?は?と何度か驚かされましたが、騙されて面白かった~だけでは素直に喜べない年頃なので、驚き+αが欲しい私としてはかなり物足りない。『彼女は存在しない』からの二冊目でしたが、すべての登場人物に魅力が無いのは共通するところ。あえてでしょうか。

2015/09/25

Junichi Yamaguchi

『めんどうだ』… 小説を読んでいると「どんでん返し」という言葉をよく見るが、この作品は怒涛のようにひっくり返しまくった印象。 身を委ねて読む作品は、気持ちいい。。

2018/09/15

🎈newみなみ🎈

昏睡状態になった女性を突き落としたのは誰かを明らかにするため、閉じ込められている3人の男とネット上で交換殺人を決意した女の交互の視点で語られる。途中で、この2つの視点が、交わった時の快感が素晴らしい。また、短いながら、たくさんの伏線やトリックがあってとても凄いなと思った。ただ、大体の仕掛けが分かってしまい、多分こうなる?と思ったのが全部当たっていたのが残念。あと、少し不快なシーンもあった。最後のなんともいえない切なさはとても良かったので、ミステリー初心者のときに読んでいたら絶対面白かったと思う。

2019/08/09

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