KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

猫弁と透明人間 (講談社文庫 お 114-2)

猫弁と透明人間 (講談社文庫 お 114-2)

猫弁と透明人間 (講談社文庫 お 114-2)

作家
大山淳子
出版社
講談社
発売日
2013-02-15
ISBN
9784062774703
amazonで購入する Kindle版を購入する

猫弁と透明人間 (講談社文庫 お 114-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mae.dat

天才数学者として知られるラマヌジャン。その教授役を買って出たハーディーを、超俊才と称する方が居まして。あー、成る程と思いました。猫弁さんは、天才と言うより、この超俊才のタイプなんじゃ無いかな〜。なんて思ったり。冷静で、自身の感情さえ客観視しているみたい。でも、最後にね( ¨̮ )。それ、弁護士の仕事?って導入ですけど、なんやかんや法廷での話に繋がって行くの。面白。亜子ちゃんとの今後も見逃せませんね。

2022/04/14

ひろ

『イーヨくんの結婚生活』を読んで初めて著者を知り、本書が二冊目。(これからの方は『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』を先に読まれることをお勧めします)猫弁の意味も分からず、軽い感じの表紙なので、正直それほど期待しないで読み始めたが、直ぐに心を鷲づかみにされ、ひたすら一気読みだった。204頁まではユーモラスでほのぼのとした雰囲気。ところが205頁の一行で、一転シリアスな空気がたち込め、322頁で号泣。337頁のラストを迎えるころには温かい気持ちになった。あー良かった!表紙、他になかったのかなあ?

2018/01/21

ちはや@灯れ松明の火

知識があって記憶力がいいだけじゃ人は器用に生きられない。冴えない外見はそのままに只今絶賛婚約中のアラフォー猫弁百瀬、関西弁で毒を吐くタイハクオウムも預かって鳥弁も始めた模様。イケてる法律王子の影に潜む透明人間、夜の公園でひまわりと佇む孤独な母子、院内で目覚めぬ眠りに落ちた患者。前頭葉の空気が導く知恵で多くの人を救っても、自分のことは迷ってとちってしくじって。ここぞという時に締める黄色いネクタイ、この人だと思える人を見つけた。自由と正義を謳う黄色いドア、不器用でも生きにくくてもあなたとまっすぐ歩いていく。

2016/06/21

エンブレムT

ハートフルミステリーの第2弾。後半に入ってから俄然面白くなっていきました。透明人間と名乗る者からのメールを受け取った猫弁こと百瀬の謎解き物語なのですが、透明人間の再生物語として読んだ方が純粋に楽しめるような気がします。天才弁護士である百瀬の対人スキルの低さやらありえないお人よしっぷり、ヒロインや女性事務員のマイペースっぷりが目に余り、百瀬メインに読むとストレスが溜まっちゃいそうなので(笑)登場人物の全員を繋げてしまうのはやり過ぎだとは思うのだけれど、大団円という満足感が得られるのは何物にも代え難いです。

2014/03/27

再び読書

だいぶ間が空いた二作目、一作目と違いスムーズに読む事が出来ました。猫弁こと百瀬の凡人と違う感覚に戸惑いながらも、だんだん周りのキャラクターのおかげもあり楽しくなりました。まことの男っぽさや亜子との恋の進展や野呂や七重とのからみもシリーズの楽しさとなりそうです。

2017/11/08

感想・レビューをもっと見る