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救命拒否 (講談社文庫 か 111-4)

救命拒否 (講談社文庫 か 111-4)

救命拒否 (講談社文庫 か 111-4)

作家
鏑木蓮
出版社
講談社
発売日
2013-02-15
ISBN
9784062774772
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救命拒否 (講談社文庫 か 111-4) / 感想・レビュー

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Rin

読友さんのレビューより。トリアージという行為やその目的は知識として知っていた。でも具体的な判断基準についてや、その判断を誰が行うのかは知らなかった。人の命を、その生死を分けるかもしれない判断。極限の現場で医師だけでなく沢山の人が戦っている。トリアージでつけたタッグの色の重み。医師や救命士の背負ってきたもの、背負っていくもの。とても丁寧に心の葛藤やトリアージについて、救命救急の制度についても描かれていた。あまりにも過酷な勤務体制に身体的、精神的な負担を考えると、早期に改善をと思わずにはいられませんでした。

2016/08/07

はつばあば

生者への判別色。助けられる命なら助けたいと思うのは誰しもの事。医療従事者が足りない程の災害ではとても役にたつ制度だと思うが・・。ブラックタッグが付けられた身内の気持ちは察するに余りある。信頼に値する友情の有無、救命救急士の苦悩、若い刑事の成長に寄り添うベテラン刑事。とても読み応えありました。

2015/06/22

hushi亜子

生死をかけたトリアージなんてしたくない 治療の優先順位(not死)ならまだしも 一生残ってしまうのは無理ない

2022/11/14

かごめ

医療ドラマでトリアージが描かれるシーンがあるが、その重み、判定する者の苦悩まで描いた作品は少ない。問題定義のある作品だった。ヒントがあったのかもしれないが方法・動機の後付は許容限度の範囲。作者はひとりひとりの登場人物の描き方が丁寧なので読み応えがある。奇を衒わず実力のほどをうかがわせる。

2014/12/13

crazy cool joe

関西弁がいい味出してる。どんな仕事でも大変だろうけど人の命に直接関わるていう仕事は半端ないストレスなんだろうな。読みやすいし面白かった。

2016/03/17

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