人間的なアルファベット (講談社文庫 ま 4-11)
人間的なアルファベット (講談社文庫 ま 4-11) / 感想・レビュー
ヨーイチ
丸谷才一のエッセイは愛読書と言える。始めて読んだのが多分、高校時代か?思えば長い付き合いである。気取って云えば談論の楽しみと云うものがあって(要するに、居酒屋とか喫茶店で気心の知れた友人と語らう事?)、語り合う相手がいて条件が揃ったときの愉しさは、格別な物がある。丸谷エッセイは書物でそういった愉しさを与えてくれる事があるので、長い付き合いになったのだと思う。続く。
2013/06/28
氷柱
481作目。3月19日から。返却期限が迫っていたので急いで読んだ。エロティックな事柄についてアカデミックな方面に深く説かれた一作。知の巨人に出会った気がした。こういった何事についても造形が深い様子が伝わって来る作品を読むと本を読むことの大切さを思い知る。吸収するべきことはたくさんあるし、見たり触れたりするべきものもそこかしこに溢れている。入り口がお堅くないところもまた良かった。
2019/03/21
格子
古い本を読んでいて、色んな知識を持っていないとなかなかついて行きづらい本かなと思った。
2021/10/24
tulip
体を嗅ぐのではなく、名前を嗅ぐところがしゃれてますね。話の次元が高いよ。
2016/04/27
カツェ
まさかの全部がシモネタ。裏表紙には色っぽさ、鹿島茂の解説では官能的と言い換えられてたけど。この本のつくりで、その年齢で、エロ話を続けるのはリスペクトだ。
2017/12/02
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