10分間の官能小説集2 (講談社文庫 し 96-2)
10分間の官能小説集2 (講談社文庫 し 96-2) / 感想・レビュー
麦ちゃんの下僕
西澤保彦さん「タイツの秘密」&平山夢明さん「おまえのおふくろはべったべた」が強烈すぎます!前作の岩井志麻子さんもそうでしたが…いくら内容にアクセントをつけるためとはいえ、もうこれは文学的な“官能”からは逸脱した、単なる(しかも低俗な)“エロ”にすぎません(笑) しかもなぜか平山さんのがトリということで、読後感は最悪です(笑) 官能小説に“甘美な世界”を期待される方は、西澤&平山作品は飛ばしましょう(笑) 前作でもそうでしたが、僕は睦月影郎さんの“時代モノ”が好きですね…今回は特にオチも絶妙でしたし(笑)
2021/02/03
けいこ
1を読んだのでどうせなら完読したいと思い手に取る。男性作家さんは官能表現を描けばいい、、みたいな所が若干あるのに対し、女性作家さんは官能部分が直接的では無く、ストーリーがしっかりしていて好き。南綾子さん、蛭田亜沙子さんは元々お気に入りの作家さんだけれど、今回もちょっとした心の中のズキッとした部分が上手く描けていて良かった。それにしても誰とは言わないがラストが全く受け入れられない。どうやらこの作家さんらしい作品の様だが、なぜこの作品集に入ったのか。しかもなぜラストなのか。はっきり言って台無し。ごめんなさい。
2021/10/10
ラルル
「平山さんの官能小説ってどんなんよ」と思って読みましたが平山さん、全くの普段通りのグロと狂気。これ官能なの?それも大取り?官能小説のトリがこれでいいの?(笑) 他の作品もパラパラと読みましたがうーん…官能小説ってこういうものなの? なんだか面白さがよくわかりません
2015/05/28
keroppi
2冊目、読んでしまいました。官能小説といっても色々あるが、平山夢明さんのも官能小説⁈ 狂気の官能小説⁈
2017/05/06
巨峰
年代も性別もばらばらな10人の作家による官能小説集。自分の属していないグループの恋愛観性愛観などは、なかなかに興味深い。大石・平山はいつもどおりでつまらない。南さんはいつもの嫌らしさが少なくていい感じ。だけど、よく考えるとやっぱり南印。蛭田さんのは、エロかわいい印象も。でも、個人的に一番エロさを感じたのは、草凪優さんでありました。
2013/07/01
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