硝煙の向こう側に彼女 武装強行犯捜査・塚田志士子 (講談社文庫 ふ 74-2)
硝煙の向こう側に彼女 武装強行犯捜査・塚田志士子 (講談社文庫 ふ 74-2) / 感想・レビュー
はつばあば
2009年のこの作品から今は2015年。大沢さんも深見さんも同じことをおっしゃる。お偉いさんの云う事を聞け、出世を考えない者に居場所は無い。これだけ警察や官僚の癒着を作者が問うているのに未だに改善の兆しが見えない。島国だからといって自爆テロが起きないわけではないだろう。そう予告されているような内容。銃規制はいつまでも続けて欲しいし、お姫様には頼もしいナイトが必要と両作家さんはお望み。私にもすがりつく爺様より頼もしいナイトが欲しい(#^.^#)
2015/09/04
つねじろう
何と言ったら良いんだろ。銃と寝る女というベタな帯のコピーに少し期待してしまった。設定や筋立てはそこそこだけど、あまりに余分な情報と言うか説明が多過ぎて緊張感もテンポも削がれ、何処に行きたいのか分からなくなった感がある。時折挟まれるグルメ情報なんか最たるもの、本当にここでカヌレとパエリアの薀蓄必要か〜って感じで残念でした。
2013/05/21
drago @竜王戦観戦中。
テロリストの標的となった近未来の日本。テロ事件の迅速な捜査を進めるため、警視庁捜査一課に「特別強行犯捜査係」が組織され、テロで両親を失った塚田志士子警部が係長に就任する。 ◆う~ん…。設定は面白いんだけど、警察小説としては稚拙。 ◆100人以上の犠牲者が出たテロ事件の捜査中に、射撃訓練に出る刑事がいるのか? 丸の内のバーでカクテル飲んだり、自宅でゲームをやってる余裕があるのか? ◆事件の重さと、登場人物の行動の軽さがアンバランス。ラノベに近い。これは作家の力量によるものだろう。やや期待外れ。 ☆☆
2019/08/10
緋莢
2020年代。デモや暴動が世界的に激増し、日本にも大量の重火器が密輸されていた。渋谷で多くの犠牲者を出したテロが発生、さらに薬の売人と見られる男が射殺される。特別武装強行犯捜査係が新設され、「銃と寝る女」、「鉄砲塚」の異名を持つほどの射撃技術と銃知識を持つ塚田志士子が抜擢されるが・・・
2016/08/07
ブルーノ
2020年代の近未来が舞台。見た目怖そうなのに敬語という塚田さんの人物像がイマイチ上手くイメージできなくて、なかなかストーリーに入っていけなかった。でも、いろんな銃についての詳しい描写はとても面白く読んだ。事件の方は、自爆テロや処刑場面をネットで公開など近い未来ではなく今現在、実際にも起こっている出来事が描かれていて背筋がゾッとした。
2015/03/29
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