魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫 い 72-9)
魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫 い 72-9) / 感想・レビュー
ナルピーチ
圧倒的な致死率を誇る未知のウイルスに感染した人々。多くの死者が出る中、意識を取り戻したのはたったの3人だけだった。彼等は意識を回復し、病院内で治療を受ける内に自身に不思議な〈後遺症〉が発症していることを知る。パンデミック系の物語と思いきや、まさかのサイキックなストーリーに興味が尽きない面白さ!3人に与えられた新しい力は人知の想像を遥かに超越したもの。上巻ラストで発生した事件がどの様な展開へと発展するのか?そして意識が戻らず未だに病院で眠るあの人物は?!今後の展開が待ち遠しい!続けて下巻へGO!
2021/03/13
nobby
『魔法使いの弟子たち』ファンタジーしか思い浮かべられないタイトルと著者作品のイメージが全く重ならず戸惑うばかり…読み始めると、致死率ほぼ100%という新興感染症〈竜脳炎〉によるパンデミックとはコロナ禍な情勢と重なる生々しさも加わりまたビックリ!そこはタダでは終わらぬ井上さん、生存者が「後遺症」として獲得した特殊能力を追う展開とは斬新かつ面白い!大層重たい事態なのにも関わらず、軽快にワクワクさせる筆力にページめくる手は止まらない。その圧倒的な能力故に不穏な空気漂うばかりだが、その顛末見届けるため早速下巻へ♬
2020/06/26
chiru
人類vsウィルスの闘い💉 ウィルスパンデミックにフィクションを超えたリアリティを乗せた作品。致死率ほぼ100%の未知のウィルスの脅威から奇跡的に生き残った3人の感染者、記者と耕三の婚約者と認知症患者。彼らは感染の副産物として人類最強の超能力を享受してしまう。隔離病院を舞台に先読みできないサイキックアクションが繰り広げられ、超能力の覚醒と訓練、能力系バトルの代表格である念動力、千里眼。そして殺人事件と予想外の展開の数々…物語のキーマンは病院のあの人?後半戦が楽しみ❗★5
2020/07/04
gonta19
2013/4/16 Amazonより届く。 2022/1/31〜2/6 4年ぶりの井上作品。 山梨県内で広がった竜脳炎ウイルス。多くの死者が出る中、生き残った仲屋京介、落合めぐみ、興津繁はそれぞれ不思議な後遺症を身につけていた。 色々な要素が詰まった作品。さすが井上さんである。下巻へ。
2022/02/06
ちーたん
山梨県の竜王大学病院で未知のウィルス発生。院内感染はまたたく間に広がり、数時間で相当数の死者を出す。週刊誌記者【京介】は現地に赴き、院内で隔離されている【木幡】の恋人【めぐみ】と出会う。昨日病院にいたという彼女の顔にはうっすらと発疹が現れ…。感染者の生き残りは京介、めぐみ、93歳の【興津】、意識の戻らない木幡の4人のみ。そして木幡以外の3人には千里眼、念動力、若返りの特殊能力が!死をもたらすウィルスは人間に新たな力を授けるものなのか?◆この時期に読むには複雑な心境のパンデミックSFモノ。下巻へ。
2020/05/17
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