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阿寒に果つ (講談社文庫 わ 1-47 渡辺淳一セレクション)

阿寒に果つ (講談社文庫 わ 1-47 渡辺淳一セレクション)

阿寒に果つ (講談社文庫 わ 1-47 渡辺淳一セレクション)

作家
渡辺淳一
出版社
講談社
発売日
2013-07-12
ISBN
9784062775243
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阿寒に果つ (講談社文庫 わ 1-47 渡辺淳一セレクション) / 感想・レビュー

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おいしゃん

渡辺淳一の青春時代の実体験を描いた、1人の天才少女と5人のオトコの物語。ぶっとんだ少女だが、誰しもこういった恋焦がれる思いは共感できるのではないだろうか。

2019/02/28

との@恥をかいて気分すっきり。

著者が実際に体験した青春期の事件を題材にした自伝的小説。「男は女によってつくられることも多い」という著者の意見に共感する。というか、母親の胎内で育てられる運命から誰もが逃れられない。その意味で女性は海のように深く、太陽のように暖かい存在なのだと思う。多感な青年期の出来事を男は忘れることができない。

2014/01/05

ケニオミ

初心な同級生渡辺淳一を翻弄し、自殺し果てた天才美少女加清純子。渡辺氏の性をテーマとする一連の小説の源は彼のこの経験にあるのではないかと思い、前々から読みたかった自伝的小説です。性的に奔放で、次々と男を変える純子。彼女の自殺の20年後にインタビューした、純子と深い関係に陥った男達は、異口同音に「純子は僕を一番愛していた」と述べます。彼女はなぜ自殺したのか? 彼女が一番愛していたのは誰なのか? 本当に知りたい疑問に、渡辺氏は小説という形で答えようとしますが・・・。非常に興味深い本でした。

2013/11/18

ココ

「死に顔の最も美しい死に方はなんであろうか」この一文にとても惹かれ、読み始めた。 主人公が純子というヒロインに恋した人達を追い、当時の話を聞いていく。水晶の結晶のような多面性を持つ純子が当時どのような気持ちで様々な人たちと同時期に恋を重ねていたかが恋人目線で描かれており、読んでいて伏線回収のような気持ちよさがあった。 北海道の冬が主に舞台となっているため、文字から浮かぶ情景も綺麗なものであった。また、これがほぼ自伝だというのが驚きである。 かなり気に入ったため、読み終わってしまったことが少し寂しい。

2018/02/05

Sarah(サラ)

初めて読んだのは、中学か、高校に入って間も無くのことだったと思う。純子と同じ年代だ。けれど、内容は全く覚えていない。同年代とは、、、自分の幼稚さが今更ながら感じた。そして歳をとった今読んでも彼女ほどに深く生きてはいないようにしか思えない。全ての女性が純子のある一面を持っているなんて、そんな言葉を書かれて 自分の薄っぺらさを思い知らされた気がする。そして、私も愛する事が出来ない自分に気付く。

2015/09/09

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