カンナ 戸隠の殺皆 (講談社文庫 た 88-29)
カンナ 戸隠の殺皆 (講談社文庫 た 88-29) / 感想・レビュー
ソラ
途中で読むのをやめていたけれども持っていたノベルスに文庫が追い付いてきたのでまたシリーズ追っかけて行ってみようかなと思い購入。天照大神を岩戸から出す時の解釈はあぁなるほどなぁと。相変わらず独自の歴史解釈面白いです。
2014/01/19
ポチ
シリーズ第5巻。“天の岩戸”と“鬼女・紅葉”の戸隠が舞台。戸隠神社や鬼女の薀蓄も楽しめる。『蘇我大臣馬子傳暦』を巡る冒険も、派手になって来て、甲斐の眠っていた力が目覚めるのかな?貴湖と聡美…どうなるのかな?
2016/08/26
とも
★★★☆今回は戸隠山。歴史の主流とは少々離れてきて、風土記感が強くなっている嫌いもあるが。とはいえ戸隠は学生の頃に住んでいたところからほど近いところにあったので、気持ちの中では愛着のある近しい場所である。まぁ、戸隠といえば神社と蕎麦。もちろんテーマがそばであるわけがないので、この山社 戸隠神社と、それにまつわる天照始めとした天岩戸メンバーが集結する。だんだんと歴史より、現実の主人公3名の動向が気になってきたのは、作者にうまく乗せられている?とはいえ、引き続き 当シリースを読み継ぎます。
2018/10/20
佳乃
シリーズが進むにつれて甲斐が成長していくので、読む楽しみが出てきました。また、甲斐の心の変化や貴湖の微妙だけれど誰から見ても明らかな変化はこれで面白い。この二人どうなる?聡美は本当に何を考えしようとしているのか?聡美の祖父もなかなかな曲者のようで面白い。『鬼女・紅葉』や『天照大神』の解釈も面白い。勝者が自分たちのいいように歴史を作る・・・確かにそうだろうけれど、朝廷の都合のいいようにするっていうのは、現代の国会議員となんら変わらないように思えてしまった。それにしても澪ちゃんには何が見えているのだろう。
2018/04/13
つたもみじ
シリーズ第五弾。諒司の言葉と社伝を追って戸隠にやってきた三人。戸隠の鬼女・紅葉と、天岩戸。天照大神はなぜ天岩戸に隠れたのか。そこにある矛盾。前作辺りから幾多の組織が登場していましたが、今作にはまた新たな組織が…。フィアンセ聡美の家も、祖父は相当な実力者のよう。それぞれの思惑や動向が垣間見え、物語がますます加速してきました。そろそろ全体像が見えてきたか。今まではチラリと見え隠れする程度だった甲斐の才能の片鱗がハッキリと見えてきた感じ。歴史としては…まあ、いつもの胸糞悪い朝廷。
2013/09/28
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