天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕 (講談社文庫 す 44-1)
天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕 (講談社文庫 す 44-1) / 感想・レビュー
さつき
以前から気になっていたシリーズ。やっと読み始めました。生まれてすぐ巫女に選ばれて天山で修行を重ねてきたのに、12歳で才能を見限られ下界に戻されたソニン。逆境にもめげず、自分の道を進む姿は応援したくなります。楽をしようなんて全く思わず、真っ直ぐに一生懸命に生きる事はなかなか出来る事じゃない。続きも楽しみです。
2022/10/03
honoka
初読作家。ソニンの言葉遣いがとても丁寧かつ読み手が思った疑問を呟き、表見してはいけない事は秘め、知りたいことは単刀直入に聞くのでとても分かり易い。間違いなく秀でた才能を持つソニンの今後が楽しみ。第7王子とのロマンスはあるのだろうか。
2017/11/24
赤とんぼ
私の大好きな大好きなシリーズの文庫化ということで、単行本を持っているにも関わらず購入して再読(ファンですから!)「あっさりしすぎている」「心理描写が弱い」などの批判があることは十分承知していますが、キャラクターの魅力、そぎ落とされた表現、余白を楽しむ余裕など、味わうほどに楽しい本だと思います。赤ん坊の時に天山の巫女に選ばれ、巫女として教育を受けながら、12歳で「見込み違いだった」と山を下された主人公ソニン、貧乏にあえぐミン、口をきけないイウォル王子など、ある意味はじかれた人々の成長がまぶしい物語です。
2013/09/14
豆乳くま
まず表紙が素敵。清々しく内容を期待させてくれます。生まれてすぐ資質を見出され天山で巫女修行のソニンは『見込み違い』との判定で郷に返されます。それでも悪心を得ず家族と新しい生活を始めた矢先王子様の下女の話が持ち上がりお城に上がります。お城で陰謀に巻き込まれながらも王子達を助ける為に旅立ちます。ジュブナイル色が強く文章も優しくそれでもスピード感溢れ一気読みでした。落ちこぼれのソニンが優しい心と巫女の知識で危機を乗り切り成長する物語で続きが楽しみなファンタジーです。
2014/04/16
のほほん@灯れ松明の火
産まれたばかりの頃に家族と引き離されて巫女として天山で暮らすことになったソニン。落ちこぼれということで、家族の下に帰されるところから話が始まって…。家族が冷たかったらイヤだなぁ…周囲に受け入れられなかったらイヤだなぁ…と読み始めたのですが、優しくて温かくてとっても素敵な家族でした。特にお父さん!語る言葉が深いです。ソニンも賢くて、何より純粋で、とにかく応援したくなる少女です。全7巻ということで、これからまだ6冊も楽しめるんだと思うとワクワクします。
2013/11/19
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