人類資金1 (講談社文庫 ふ 59-13)
人類資金1 (講談社文庫 ふ 59-13) / 感想・レビュー
absinthe
面白い。作家さん初読み。アクションを得意とする人かと勝手に思っていた。楽しかったのは照代ばあさんが働く伊豆の総理の屋敷の話。第一巻は人物紹介に重きを置いたか謎をちりばめつつM資金への期待を高めようとする。恐らく著者の思惑通り期待は高まった。次へGO! 資本主義というのはいつも悪を引き受ける。
2019/07/23
gonta19
2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2022/7/11 5年ぶりの福井作品。終戦直前に略奪された金塊が元になった?M資金をめぐる物語。最初は200ページくらいの薄い本が続く。この後、どう展開していくのか。
2022/07/11
s-kozy
2015年の最後に読み終わった本。「M資金」ネタを使った企業相手の架空融資詐欺師・真舟雄一の元にある日とてつもない依頼が来る。果たして「M資金」は実在するのか否か?依頼主・Mの真の狙いは?そして、その正体は?まだ分からないことだらけだが、ぐっと物語に引き込まれました。来年、続きを読むのが楽しみな本ができました。福井晴敏さん、初読みでした。
2015/12/31
HANA
戦後史の一面を彩ったM資金。そのM資金に纏わる話らしい。らしいというのはシリーズの一巻目なのでまだまだ助走中といった趣で、大半はぼかされたままで物語としての動きは少ない故。提示された数少ない情報から、現在世界を覆う資本主義、特に新自由主義への異議申し立てらしい事はわかるんだけど。それに代わるものが何なのか、各登場人物の謎めいた動きは何なのかが曖昧模糊としたままなので、そこがどういったものなのかは今後に期待。終盤、M資金に因縁があるらしき詐欺師が話に絡みだしたところで終了。次巻からはもう少し動きあるかなあ。
2022/05/19
Kenichi Yanagisawa
M資金。戦中の埋蔵金がどこかに隠されていて資金難となっている企業に融資する詐欺話として有名。そのM資金をテーマとした話。 この第1巻はこの序章にあたる部分で、この現代においてM資金詐欺を行っている男に接触を試みた者がいた。それもM資金財団の関係者だという。持ちかけられた話はなんとM資金を盗み出さないか?という提案。 初めて読む作家さんでしたが、文章がかたくテンポがイマイチ。 一冊260円、200ページ弱という薄い本であるにもかかわらず、ちっともページが進みませんでしたね。
2013/10/13
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