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喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫 も 28-57)

喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫 も 28-57)

喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫 も 28-57)

作家
森博嗣
出版社
講談社
発売日
2013-10-16
ISBN
9784062776813
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喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫 も 28-57) / 感想・レビュー

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ehirano1

アカデミア理科系研究室のダークサイド部分(=内在性理論)がリアルで当時直接および間接的に経験したことを思い出してしまいました。でもこれってワールドワイドなんですよねぇ。これはある意味社会の縮図なんだろうな、と思いました。

2021/07/05

レモングラス

森博嗣さんの自伝的小説と知り読みました。森博嗣さんのエッセイのファンでしたが、この小説は期待を遥かに越えていきました。共感し、感銘を受け、ドキッとし、大きな感動に包まれつつ、好きなページをメモしていたら好きなページだらけで困るほどでした。図書館の本でしたが、前に借りた人がページを折っていて、それがあまりに沢山で、私のメモと重なる部分多くて笑いました。今後どんな本を読んだとしても読書生活生涯ベスト10には必ず入ります。喜嶋先生のような存在の先生が私にもいて、こんなに嬉しい時間がある幸せを思い出し感謝でした。

2023/01/26

ふう

大学で出会った喜嶋先生。「研究の王道」を進み続けるその先生に惹かれた主人公が、研究のすばらしさと先生の魅力について語ります。科学とはかなり遠いところにいるわたしでも、あゝそうだよなと共感し、登場人物それぞれに好感が持てて心地よい作品でした。名誉や評価のためではなく、ただ研究することがおもしろくて没頭する。研究以外のことで時間や労力を消費したくない…。そんなふうに生きる先生に愛情を感じた人がもう一人。でも、最後にその人が幸せになれなかったことが何だか引っかかっています。凡人の尺度ですね。

2021/04/08

aoringo

ひと昔前の、たぶん森先生の学生時代の頃こうだったのではないかと思わせられる話だった。まだパソコンどころかワープロもない、研究づくしの毎日。正直読んでいて主人公や喜嶋先生がなんの研究をしているのか良く分からないとこもあった。(数学?理学?かな)側から見たら変わり者だけど喜嶋先生はただひたすらに純粋に学問の中で生きている人なのだと思った。誰にも気兼ねなく勉強できることって人生でほんの少しの間。二人の濃密な時間が羨ましかったりして。

2022/09/06

やなぎ

自伝的小説と書いてある。事実なのか、フィクションなのか…。S&Mシリーズを読み終えた者としては、喜嶋先生から犀川先生を連想する。コンピューターがまだ一般に普及していなかった頃の大学の研究の話。なんちゃって理系の僕にとっては、とても興味深かった。S&Mシリーズを読んでからこの作品を読む方が良いと思う。単行本の刊行が2010年と書いてあるから、割と新しい本なんだね。ラストはちょっと感動した。解説はイマイチだった。85点。コメント欄に、気に入ったフレーズを抜き出しておく。

2016/06/30

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