妖怪アパートの幽雅な日常 9 (講談社文庫)
妖怪アパートの幽雅な日常 9 (講談社文庫) / 感想・レビュー
そる
文化祭バカ騒ぎ、楽しそう。登場女子たちがBLだエロ漫画だ言ってることから作者の男性キャラたちのいじり方は狙いだと確信(笑)。人を羨ましく思う事、やりたいことが分からない事、よく分かる。私も日々嫉妬だし、この歳になってもやりたいこと見つけているのか分からない。富樫の話は心に痛い。でもいい子になるのも違う。そこは我慢してやり過ごす時かな。「「だからって、なんで自暴自棄になるんだ?なんで他人を攻撃するんだ?そんなことやったって自分がみじめになるだけだろ!!」俺は胸が痛んだ。昔の自分を見るようでたまらなかった。」
2019/09/04
た〜
【会話重視型】とても面白いのだけれど、ラストへ向けての仕上げ段階というかある意味嵐の前の静けさなのか、波乱はあまり見られず。夕士クンの旦那と嫁が初対面だけれど、そのやりとりは殆ど描かれず、なところが残念
2013/11/16
りゅう☆
いよいよ高校最後の文化祭。C組の出し物は「男子制服喫茶」。千晶先生は白ラン着用って!女子がキャーキャー騒ぐのは仕方ないな笑。そんな時ネットにクラスメート悪口が。夕士は携帯持ってないからノートに書かれてたし。一体誰がなぜ?前を進んでるみんなへの嫉妬からくる犯行、完璧な人への嫉妬。でも完璧な人なんていないよ。千晶先生の心の傷に触れることによって気付けたかな。そして文化祭は大盛況。達成感と充実感。いい思い出ができてよかった。将来を見据え人脈を広げる長谷はやっぱスゴいヤツ!1本の電話に一抹の不安が…。いざ最終巻!
2019/02/07
ごに
妖アパが終わるのが嫌でずっと最終巻を避けてましたが、読む気になりまずは9巻を再読(笑)高校最後の文化祭が大盛り上がり。目標がハッキリしていて目一杯今を楽しむ夕士たちと、目的が見つからず人を妬みネットなどで嫌がらせをする者。彼には妖アパの面々の様な存在の人がいなかったのね。千晶センセの「人にはそれぞれの“その時”がある」という言葉が届いている事を願います。今回はアパートの描写が少なくてチョット残念。そして、やはりこちらのカバー絵の方が好きだな!さぁ、最終巻じっくり読むぞ〜!
2014/11/18
ひらけん
文化祭の話より、やはり、富樫の千晶先生や夕士君への嫉妬する場面が一番印象的やったな。まあ、目立つ人を見るとそれを羨ましがる人はようさんおる。俺かて結婚して子供がいる友達や会社の後輩の育児の話を聞くと俺もいつか結婚して、幸せな家庭を持ちたいなって羨ましく思うからな。だからと言って、彼らに対して嫉妬する気持ちにはならない。結婚するまでの過程も子供を育てる大変さも、俺が知らない所で想像もつかない苦労や悩みを抱えている。誰しも人には言えない悩みを抱えているもんやしな。自分だけが被害者面する奴が一番嫌いやわ。
2016/10/17
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