波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫 う 57-16 百万石の留守居役 1)
波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫 う 57-16 百万石の留守居役 1) / 感想・レビュー
とし
百万石の留守居役「波乱」1巻。幕府と加賀藩、老中、家老それぞれの陰謀、思惑が入り乱れる中、無益の千石取りの平士瀬野数馬が人持ち組頭前田直作の護衛で江戸へ・・・面白く読めて一気読み2、3巻と続くので楽しめそう。
2016/03/22
海猫
新シリーズ開幕。この巻はほとんどセットアップで終わってしまったが構想の練りようは濃密なようで今後にかなり期待して良いのではなかろうか。奥祐筆シリーズとは明らかに趣向は変えてきているがテーマは相通ずるものがある。すぐに二巻も出るようなのでストーリーや人物の躍動に期待しよう。
2013/12/07
baba
数馬は、加賀藩重臣前田直作が襲われた所を助けた事から、藩主の命で江戸への出府の護衛に加わる。4代将軍家綱と次期将軍をめぐる老中と加賀藩の攻防と藩士のそれぞれの思惑が蠢く。若い数馬が重臣に見いだされていく様は奥祐筆シリーズに似ている。欲にからみ自己に都合の良い思惑で動く藩士が浅ましいが、これらがいないと物語は進まない。テンポよく読了。
2021/04/24
むつこ
加賀の旗本として生活している主人公がひょんなことから留守居役になるシリーズ。気楽に読めると思ったら家系図つくらなきゃややこしい御家の存続と継承、政の表と裏・・・若い数馬がドロドロの世界に奮闘、琴姫の存在がキラキラと華やかでいい。
2019/03/13
さく
瀬能数馬、加賀藩のシリーズを読み始めた。一気に引き込まれて、数馬像が頭の中にできつつある。若くて、徳川家から縁あって前田家に移り、三代目。前田家の騒動に巻き込まれる中、数馬はどう難局をくぐり抜け、成長するのだろう。林や琴らもいい脇固めで。じっくり読みすすめよう。
2021/05/08
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