新装版 柳生非情剣 (講談社文庫 り 4-10)
新装版 柳生非情剣 (講談社文庫 り 4-10) / 感想・レビュー
ken_sakura
6つの短編集。佳品(^_^)柳生宗冬、柳生新次郎、柳生五郎右衛門の物語が好き。各短編の主人公は、兵庫助三男連也斎、宗矩次男友矩、宗矩三男宗冬、宗矩長男十兵衛、石舟斎長男新次郎(宗矩の兄)、石舟斎次男五郎右衛門(宗矩の兄)。
2016/09/09
hirayama46
隆慶一郎の短編はあまり多くなく、存命中に出版されたのはこの一冊きりなのですね。やはりどちらかと言えば長編向きの資質ではあるかな、と思いつつも、短いなかに悲喜こもごもな感情を味わえる短編揃いで楽しめました。柳生一族を扱っているけれど、連作の趣向はそれほど強くないのが少し意外でした。
2020/06/25
tako
剣に生きる一族に生まれた男たちそれぞれを主人公に、骨肉相食む人生を描いた短篇集。取り上げられているのは柳生連也斎、友矩、宗冬、十兵衛、新次郎、五郎右衛門。それぞれ40ページほどの短編だけど、息苦しささえ感じるくらい丁寧で力強い描写が強い余韻を残す。短編ごとに主人公と視点が変わるので、同じ人物でも物語が変わると別の側面が見えてくるのが興味深かった。 肉親との戦いの中に生きた4人に対し、自分を逃がそうとした高弟の息子のために鬼神のような戦いのうちに戦場で死んでいった五郎右衛門が印象に残った。
2014/07/27
yomomo
江戸初期の柳生一族について理解が深まった。他の作品にも登場する人物なのでそれらの作品に深みを与える一冊。
2023/05/28
ふ
ぼうらふの剣が個人的にはよかった 面白かったので吉原御免状に飛びます
2017/01/18
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