へうげもの 九服 (講談社文庫 や 67-9)
へうげもの 九服 (講談社文庫 や 67-9) / 感想・レビュー
カツイチ
ミュキュウとかはにゃあとか、訳わからないけど、何だか解る。「乙」って概念もなんとなく解る、そうだよね日本文化は「わびさび」だけじゃないんだよな。流行りの「お・も・て・な・し」だって、本当は命がけだ(織部が瀕死の秀吉をもてなしたように。) あの信楽焼きは「卯の花垣」?
2014/02/16
うえ
利休「己がわからぬ未熟者にはそこまでよ。大方茶道筆頭の地位と引き換えに…私の首を刎ねに来たのであろう。下らぬ野心に衝き動かされてな」織部「申し開きはいたしませぬ」利休「いかにも他に理由があるか如き受け答えよの…皆まで申さずグッと堪えたところに潔さを見出せと…と? 木ッ端大名とは付き合いきれぬわ。左様な格好良さ自慢は、その方がさもしき家中に留めておくがよい」
2016/12/21
Motley
★★★★
2014/01/21
bittersweet symphony
この時期に文庫化が再開されたのはなぜかというと、戦国時代ネタから離れていた某国営放送の大河ドラマが戦国ネタに戻ってきたからに違いありません。この間「歴史秘話ヒストリア」でも古田織部ネタをやっていて、本書の作者 山田芳裕(1968-)さんも顔を出しておりました。秀吉の最晩年から関が原に向かう時期が舞台。各登場人物のキャラクター付けのデフォルメ具合は毎度の事ながら秀逸、島津義弘のそれは他人事ながらクレームが心配になるレベル、石田三成についてはちといやらしさが出すぎなきらいはありますね。
2014/02/12
kitarou
ついに文庫版が再開!茶頭頭になり一層、うまくたちまわる織部と秀吉の死を前にした諸大名の「数奇」の観点から描かれた権謀術策が面白い。
2014/06/29
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