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ケシゴムは嘘を消せない (講談社文庫 し 99-2)

ケシゴムは嘘を消せない (講談社文庫 し 99-2)

ケシゴムは嘘を消せない (講談社文庫 し 99-2)

作家
白河三兎
出版社
講談社
発売日
2014-01-15
ISBN
9784062777483
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ジャンル

ケシゴムは嘘を消せない (講談社文庫 し 99-2) / 感想・レビュー

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相田うえお

★☆☆☆☆17080 こういう話が好きな方も多いのでしょうが、部分的にいや〜なところがあったので、当方はこの話嫌い!離婚直後の男性宅に女性透明人間が!な〜んていう呑気な単純話かと思いきや作品のもう一つの核となるものは、どうにも歪んでしまう母から子へのアンバランスな愛情、家族になりきれない夫。これらを通して本来あるべき親と子の心の絆を問う?ん?あらら?という訳でもないか。。話の軸があちこちぶれてまーす。結局、テーマが不鮮明になって響いてこない。作者は話の中心線を何処に設定した?何が一番書きたかったのだ?

2017/08/17

takaC

難しくて自分一人ではうまく消化できなかった。そもそも心構えが間違っていたのだろうか。単行本も読まないといけないということなのかな。『MONO消し』は良いとして『TOMBOW』の説明は?いろいろモヤモヤ・・・

2014/05/12

dr2006

主人公ノブは離婚した日、一人残された部屋で酒を飲んでいた。いつの間にか部屋に入り込んだ目には見えない女性タマと遭遇する。人は五感で得る情報のうち8割を視覚に頼っている。視覚が頼りにならない場合まず美醜に惑わされないだろう。ノブには透明のタマは見えないから視覚以外の感覚を屈指して心と向き合おうとする。本作は表面的にはSFミステリだが、力まずに人を愛することについて問う物語だ。恋愛初期には相手がより良く見えるが、それは脳が作り出した思い込みによる幻覚だと解せば腑に落ちる。心と透明の概念の扱いが巧みだと思った。

2020/04/08

mr.lupin

白河三兎さんの作品、三冊目を読了。離婚が成立して独りヤケ酒を飲んでいる男の部屋に何故か女性の透明人間が浸入する。もしかしてこれはSF!? う〜ん…夫婦や親子の絆、透明人間が現れるなんて設定は面白いはずなのに、何を訴えたかったのか今ひとつ良く判らなかった。それと組合も良く判らなかった。もしかして自分は読解力が乏しいのかもしれない…と感じてしまった。 ☆☆☆☆★

2019/04/08

優希

離婚からのやけ酒の最中に現れる透明人間の女性。何でも消せる特殊能力を持つ女性。見えること、消えることについて考えさせられます。

2021/04/25

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