東京湾 海中高校 (講談社文庫 あ 118-8)
東京湾 海中高校 (講談社文庫 あ 118-8) / 感想・レビュー
雅
爽やかな学園青春モノ。なぜ海中に学校が出来たのか?なぜ海中から離れる事になったのか?設定がすごくリアルでSF的なんだけどすんなり入り込めた。ラストは少し駆け足だったけど、面白かった
2021/09/14
papako
作者の初期の作品。タイトル通り東京湾の海中に街があったお話。新しいエネルギー海中発電や、新素材が開発されて海中都市が作られた。しかし更に新しいエネルギーの影響で崩壊の危機が。。。生まれ故郷を愛する高校生、夏波の気持ちがキラキラしててまぶしい。そんなに細かく書かれてないのにすごくリアルに海中高校生活が想像できて楽しかった。『全世界わ幸せにするエネルギー』ほんと探さなきゃいけないのにね。まだまだ解決出来ないよね。
2019/07/23
hnzwd
楽しい数学 浜村渚シリーズを描く作者の単発物。エネルギー問題解決のために、実験的に海中に作られた街を舞台にした青春劇。舞台は変化球ですが、話は驚くほどに直球。ほのかな恋心とか、それがかなわないあたりとか。。王道な感じでした。舞台を活かしきれていたかというと、、もう一つかな。設定は練ってあって、近い将来海底都市が出来る予感は感じました。
2014/11/26
おかだ
凄いな。この設定をここまで本当にありそうな感じに描けるの、凄い。次世代のエネルギーの実用モデルとして、東京湾の海中に造られた街。20年間だけ存在したその街の、高校を舞台にした青春物語。アニメ『凪のあすから』みたいな感じ?と思ったけど、近いようで遠い。とにかく設定が作り込まれてて素晴らしいな。シーコンクリートとか海中発電とか、実現しそうなんだもの。移動手段や建物の構造も興味深い。巻末の校則やら路線図、JR海中線時刻表とかもうね、ここまでやってくれたらそりゃリアルに感じるわ。なんかワクワクする青春小説。
2019/10/04
しょーくん@本棚再編中
★★★★★★★★☆☆う〜ん、甘酸っぱくて切ない青春SFでした。私は島育ちで、数年前に母校の小学校が過疎化で廃校になったこともあったので、切なさもひときわ強かったです。「青春」と「環境問題」が見事にマッチして、面白かったです。ただ、回想側の時系列の進行が早くて、その分、内容が薄くなってしまったように感じますが、ラノベ感覚でサラッと読みたい人にはいいかもしれませんね。実写化は厳しいでしょうから、アニメ化してほしいですね。フジ系の「ノイタミナ」の枠あたりで。
2014/05/26
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