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天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫 も 33-11)

天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫 も 33-11)

天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫 も 33-11)

作家
諸田玲子
出版社
講談社
発売日
2014-03-14
ISBN
9784062777926
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天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫 も 33-11) / 感想・レビュー

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greenish 🌿

江戸・八丁堀。お上の知らぬ隠し部屋があるおれんの湯屋が、鼠小僧ならぬ鼬小僧に狙われる。一方、おれんに久しぶりに恋の予感が。艶と人情の7編を収めるシリーズ第3弾  ---なにせ《隠し部屋》のある湯屋ですから、艶かしい場面もあるのですが、サブタイトルが《春色》で《恋ぐるい》なだけに、爽やかでほのぼのとした恋のお話が満載です。 武家の生まれながら悲しい過去を持つおれんが、脛にキズのある湯屋の面々と共に、止むに止まれぬ事情を抱える人々の世話を焼く。可笑しみあり、人情ありの物語は、繋ぎの一冊として愉しめました。

2014/03/25

onasu

初編より半年後。またして釜焚きの欠員で、人繰りの厳しい天女湯。ここには新しい人を迎えて、てのが定番かと思いきや、盗っ人が入り捕えてみれば…。  この他にも、おれんの部屋が荒らされたり、女湯に暴漢に入られたりと、違法な裏稼業をしている割に脇が甘い。  おれんはまたして武家と相愛、失恋に到るが、今回は軽傷。脇には乳くりあって、直ぐにでかしちまう野郎もいるが、杵坊も天女湯の一員となり、顔ぶれも揃ったところで、おれんにもあの人が…。  ただ、商家に婿を紹介するのに、身元を調べずにとは、いくら江戸時代でもなかろう。

2017/03/21

Totchang

朝の風景描写で振り売りの声が使われていますが、気になったのが鋳掛け屋。江戸時代の鍋釜は鋳鉄製だったようで、脆くてヒビが入ったり欠けたりしたんでしょうね。ふいごを駆使して鉄を融かすその技がすごいと思います。私の子供の頃にも見たような気がするのですが、その時代は銅製に錫鍍金でその補修だったのかと思います。さすがにアルミニウム製になってからは消えた職業の様です。色恋沙汰があまりに大胆奔放な表現でありました。(^^)

2021/03/16

ぶんぶん

「天女湯屋おれん」シリーズ、第三弾! 相変わらずの目まぐるしい展開。鼠小僧にストーカー、隠し部屋から籠城騒ぎ、酸いも甘いもかぎ分けた「おれん」様です、お任せください。恋あり涙ありの人情芝居、忍ぶ恋のおれんさんにも恋の予感が…諸田玲子 艷と人情の七編収録。 考えず物語世界に浸れるのが良い、たっぷりと江戸情緒、一緒に楽しみませんか。

2014/09/02

鈴木みかん

今回もまたまたステキな恋物語。おもしろかった~

2014/04/18

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