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猫弁と指輪物語 (講談社文庫 お 114-4)

猫弁と指輪物語 (講談社文庫 お 114-4)

猫弁と指輪物語 (講談社文庫 お 114-4)

作家
大山淳子
出版社
講談社
発売日
2014-06-13
ISBN
9784062778534
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猫弁と指輪物語 (講談社文庫 お 114-4) / 感想・レビュー

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mae.dat

今回も面白かった( ¨̮ )。登場する全キャラクターが良い感じですね。野呂さんはドンマイ。きっと巻き返しのチャンスはある筈。バラバラだった謎が、一気に収束する様に解決しました。張られていた伏線も、次々と回収されました。それも穏やかな方に。そして未来への挑戦に繋がる様な。猫弁さんと亜子さんの婚約騒動は遅々として進まない感じがします。心のすれ違いに「もー」ってなるけど、2人なりの速度で、確実にお互いの理解を深めているんですね(*˙˘˙)。

2022/10/14

再び読書

少しこのシリーズの流れがわかった様な気がします。亜子と猫弁の結婚と見えない母を探す旅に二人が出ている。そこに様々な人々のエピソードが絡まり合う、解けやすいストーリーの積み重ねを楽しむ。こう書くと、結構なんかいかに感じるが、これを上手くわかりやすくわからせてくれる。なかなか奥が深い作家だなと思います。根底にある優しさと猫弁の母を失った喪失による感情表現の乏しさが、心を揺さぶります。謎というか母との別れは解き明かされると思いますが、彼の幼少期からの事を考えると胸が痛みます。

2017/12/24

パフちゃん@かのん変更

ひとの死なない日常のミステリー。猫弁、百瀬太郎、お人よしで少しずれていますがいい人です。まこと動物病院がらみの訴訟で亜子との秋田行きをドタキャンしてしまったのはお気の毒だったが、すべては上手く行ってよかった。エンゲージシューズの赤い靴はもちろん素晴らしいものですが、やはり指輪が欲しかったよね。七重さん、ナイスでした。百瀬の母の話も少し出てきて、いずれはその問題もうまくいくんだろうなと期待しています。

2015/07/13

セウテス

猫弁シリーズ第3弾。いつも通り、幾つかの事件やちょっとした出来事が起こりつつ、猫弁百瀬と亜子の物語が描かれる。「密室猫妊娠事件」という家の中の猫専用ルームで飼われている猫が、いつの間にか妊娠していたという謎を依頼される。今回も、謎解きは途中で解ってしまう位なのだが、本シリーズはそれよりも百瀬と亜子の関係にイライラしたり、まわりの人たちとじっと見守りる方が主題なのだろう。この不思議な事件やちょっとした出来事が、ラストでは見事に繋がってホッコリとする。伏線の置き方が巧い、本格ならば驚愕の伏線回収となるだろう。

2018/10/26

さっとん

猫弁シリーズ第3弾。 このシリーズは空気感が最高で読みながら本当に癒されます。 特に今回は百瀬先生と亜子さんの人柄の良さを今まで以上に感じられほっこりした気持ちになれました。 また、野呂さんや七重さんの話も素敵でした☆ 4作目も早く読みたいです。

2018/10/29

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